ハミングバード

検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男のハミングバードのレビュー・感想・評価

3.3
節目という理由でまたナチスドイツを扱った映画が沢山作られている。決して忘れ去られてはいけない史実ということに異論はない。アイヒマンの裁判はあまりにも有名で彼の人格や彼を追っかけたイスラエルのモサドやそして彼を起訴に追い込んだ検事達とテーマは沢山存在し今回の作品はその検事フリッツバウワーを主役としたものだ。正直言えばこの映画としての作品は普通だ。相変わらずナチス=悪で、決して許さない被害者=ユダヤ人という構図。私がナチス映画を沢山観てきた理由として、何故ユダヤ人は迫害され続けたのか、何故人々は戦争が終われば一部の人間に責任を押し付けて無かったことにしょうとするのか、そしてホロコースト級の歴史的大虐殺は現在の大国には沢山あるのに何故ナチス映画が圧倒的に多いのか等の興味に答えてくれる作品にはまだ出会っていないからだ。ただひとつ言えることは私の様に観たいという人々が沢山存在しているから作られているという人々のニーズに応えていることは間違いないと思う。
ハミングバード

ハミングバード