まぐ

名探偵コナン から紅の恋歌のまぐのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最近コナン離れしていたけど、久々に見たこの映画はバリバリのエンタメ映画で、あ、やっちゃダメだと思ってたけどやっても面白く見れちゃうんだ、という発見がありました。
事件捜査と並行して進められる和葉のカルタパートは完全にラブコメ路線で、推理パートの難易度は低め、アクションはド派手に大きく、犯人の自供シーンにはすこし同情でうるっと来たし、オチで笑わせる…超エンタメ作品でした。

事件自体の規模は小さく、シンプルに感じましたが、そのぶん細かい描写が行き届いていると感じました。
平次と和葉がビルの屋上から地上に降りた後、間髪入れずに瓦礫が落ちてくるだとか、眠りの小五郎の推理シーンでは犯人がコナンくんの所に歩いて行ってしまうとか、普通にやろうと思えばそれまでのシーンを活かす工夫も良かったし、和葉のふくれ顔や灰原のメールの件名、ラストの車の後ろの空き缶なんかも細かいけど見応えに繋がっているなと感じました。セリフの伏線なんかもいくつかありましたし。
セリフといえば平次の「放したら殺すで!」めちゃめちゃよかったです。

カルタである必要は正直あまりわからなかったかな…
このタイミングで出したらちはやふるに便乗したと思われても仕方ない気がしますが、ロマンがあって良いとも思いました。
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