戦隊ヒーローの王道を歩むジュウオウジャー。
奇抜な試みが全て失敗したニンニンジャー。
その対決は現行作品であるジュウオウジャーに相応しい王道の展開。子供の付き添いで鑑賞しても退屈しませんでした。
また、保護者として付き添うときに。
事前情報を入手する必要があると疲れてしまいますが、戦隊ヒーロー物はシンプルな構図が“売り”ですからね。人間ドラマとかを期待しなければ、気楽に鑑賞できるのも良いですね（中には大人の鑑賞に堪え得る素敵な作品もありますが→シンケンジャー）。
そして、何よりも。
子供たちが楽しめていれば全て良し。今回の鑑賞で周囲のお子様たちを見るに、飽きていたのは1名だけ…という雰囲気でして。時折、小さな声で「あ。やられる」とか聴こえてくるのが微笑ましい限り。
更に大人目線で言えば。
恒例のエンディングでのダンス。シロニンジャーのキレのある動きが見所でありました。ダンスに見馴れていないからかもしれませんが、あのボリューム感は驚きです。また、アカニンジャーを演じた俳優さんが激痩せしていたのも気になりましたね。健康状態が危ぶまれます。
まあ、そんなわけで。
子供と一緒に劇場に行くのは楽しい時間なのですが…最近の子供向け映画は入場者プレゼントが普通になっているのですね。なんだか特別感がないわあ。
以下、野暮なツッコミとして。
ジュウオウジャーの次のヒーローの顔見世は良いのですが、現在の幹部たちと互角、或いは圧倒してしまう…というのは現在のヒーローを貶める結果に繋がるので一考の余地あり。
それと、今回は40周年記念ということで歴代のヒーローたちが登場しましたが、それって大きなお友達向けの話ですよね。だったら、その歴代のヒーローたちを担ぎ出す必要性が欲しかったな。
