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ナミヤ雑貨店の奇蹟の地球へのレビュー・感想・評価

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)
4.0
逃走中の泥棒3人組が、廃屋で体験する奇蹟の物語

逃走中の泥棒3人組(大学生?)には2012年のある一夜の出来事。
そして3人の逃げ込んだ廃屋がつながる世界は1980年、廃屋のシャッターを隔てて32年の時間差が存在(つながってる)する。

その両側の世界、1980年と2012年で別々の物語が展開されるが、その両方の世界は「悩み相談」の手紙でつながってる。

過去から来た悩み相談の手紙に3人組が返事を書くことで、32年の時間差を飛び越えて相談者と回答者が向かい合う。
そもそも悩み相談は、廃屋となった雑貨店の主人が始めたことだった。
偶然その場に巡り合った3人(32年の時間を超えて)は、興味本位で悩み相談を受ける。
この悩み相談を受ける事は、その相談者の人生に少なからず影響を与えていく。

2012年の世界は3人組の一夜の物語であるが、1980年は違う。
1980年代は2人の相談者の物語であり、それぞれの人生(別の時間)も描かれている。
そして雑貨店の店主の相談話が(たぶん別の時間で)2件描かれており、その1件は娘の話も描かれている。
相談者が4組、返事を書くのが2組、そして全員の過去の人生が語られるので、少し話が複雑になるが、最終的には全ての伏線が回収されて行く。

途中でこの展開はある程度は予想できたが、期待を裏切らない1本の物語に収束していく。
相談者と回答者の表裏の様な関係、2組の回答者も同じく表裏のような関係、そしてそれぞれの相談者もまた表裏のような関係である。
この関係の絶妙なバランスが良かったと思います。

お話は少し涙腺が緩みますが、この絶妙なバランスを楽しめるファンタジー映画でした。
門脇麦の歌う「REBORN」が良かった、透き通る歌声でした!

原作は未読、休みの午前の上映にて鑑賞、その後でもう1本鑑賞。
久し振りのハシゴ(2本)で映画で堪能できました。