ゆみゆみ

ナミヤ雑貨店の奇蹟のゆみゆみのレビュー・感想・評価

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)
4.0
原作はかなり面白いだろうなというのが最初の感想。

【あらすじ】
少年3人(山田涼介、村上虹郎、寛一郎)が強盗に入り、その逃走中に空き家に逃げ込む。そこで3人は不思議な体験をすることになる。

ここでも林遣都くん、出てくるわけですが、松岡克郎というミュージシャンを目指して大学を中退するという役どころ。
少し情けなくて、少し男らしくて、少し優しくて、少し哀愁ある、みたいな、全体的に薄い感じの役なんだけど、光放ってたわー。

この作品の主題は、人は誰かの言動でどんどん自分の行く道が変化していくものだ、ということかなと思う。
相談に乗るナミヤ雑貨店の店主、音楽を続ける松岡などなど。
誰の影響も受けずに生きるのは無理だもん。

だったら自分の行いは?
誰にどんな影響を与えるのか、知ることもあれば知らずに終わることもある。怖いけれど避けようがない。

ファンタジーの要素のおかげで、映像化した時に損したかもしれないけど、それは見せ方の問題であって、本来なら時間を遡ることはできないんだから、これはそういう人と人との関係性をわかりやすく見せるための手法だと思う。

評価よりはいいと思ったけど。
たぶん原作の方がいいと思う人が多いんだろうな。
オリジナル作品の映画も最近少ないし、考えなくても人気のある作品を映像化できればいいってところはあるけど、こうして原作ファンから比べられて痛い目を見ることも。
オリジナルであれば比べられるリスクもないし、だから脚本家の方には是非頑張ってもらって、オリジナル作品をどんどん見せて欲しい。
ゆみゆみ

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