アメリカ映画の黒人表象(そして、英雄である白人男性表象、トロフィーワイフである白人女性表象)を軸に、「誰が差別を必要としたのか」が、黒人作家ジェームズ・ボールドウィンの言葉(語りはサミュエル・L・ジャクソン)で語られる。
戦前の映画から、公民権運動時、そして90年代~現在、と、殴られながらも戦う黒人の映像が挟まれる。
メディアがいかに力を持ち、人びとを支配していくか、という強い問題意識が作品を貫いていて圧巻。
映画のラストで語られる「差別とは何か」。パワフルでクリア。素晴らしい。
勉強用にDVD、買いたい。