Yukiko

私はあなたのニグロではないのYukikoのレビュー・感想・評価

4.5
2019年4月1日
『私はあなたのニグロではない』 
         2016年アメリカ・フランス・スイス制作
監督、ラウル・ペック。

1957年。
フランス・パリで執筆活動をしていたボールドウィンは、
故郷アメリカへ戻る決心をする。
パリで売られていた新聞に載っていた少女、
白人ばかりの高校に黒人として初めて入学する15歳の
女の子の写真を見たのがきっかけだった。
そしてボールドウィンはアメリカ南部へと行く。
公民権運動のマルコムX、キング牧師、
司法長官ロバート・ケネディとの会談。
ボールドウィンは出来事を記録し、各地で講演をし、
精力的に動き回る。
そしてボールドウィンは、アメリカの人種差別の歴史と
その正体を解き明かす。


ジェイムズ・ボールドウィンの未完成原稿『Remember
This House』を基にしたラウル・ペック監督による
2016年のドキュメンタリー映画。
アメリカ合衆国の人種差別の歴史とボールドウィンの
考察が語られる。

テレビやハリウッド映画が大衆に刷り込む「正しく美しい」
白人の姿と歪められた黒人のイメージ。
証言や豊富な記録映像を交え、強制的に作られた黒人
への偏見の歴史、無知や先入観が引き起こす"差別の正体"
(映画「私はあなたのニグロではない」のホームページから)

差別とは、
1 あるものと別のあるものとの間に認められる違い。
 また、それに従って区別すること。
2 取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に
 低く取り扱うこと。

① ある基準に基づいて、差をつけて区別すること。
 扱いに違いをつけること。また、その違い。
② 偏見や先入観などをもとに、特定の人々に対して
 不利益・不平等な扱いをすること。また、その扱い。

男女の差別、美醜の差別、障害による差別、
部落差別、学歴差別、人種差別、民族の差別、などなど。

差別、はんたーーーーい!!!
皆、平等♡ 同じ人間だ。
自分にとっての得ばかりを考えるのではなくて、どれだけ
相手の立場に立って物事を考えられるかどうか.
Yukiko

Yukiko