前川知大が舞台よりも先に小説として発表している作品を黒沢清監督で映像化。
原作未読。舞台化も未見。
前川知大作品は映像化されてるものに関してはわりと見ているし、黒沢清監督も好きなので期待して借りてみました。
SF的な、近未来的な、リアルな世界ではないお話は前川さんの得意分野なのかな。
それでも黒澤監督作としてはわかりやすい方の作品になってると思います。
松田龍平演じるしんちゃんのトーンが落ち着いているので、静かなストーリーなのかと思いきや、垣松祐里演じるあきらが派手にやってくれるし、高杉真宙演じる天野と三者三様で侵略者も個性豊か、とメリハリがあって楽しめました。
さらに後半になるとバトルシーンが増えるし、まさかの自衛隊出動には、そこまで!?と、思いましたが赤い雲から降りてくる綺麗な光たちの攻撃はなかなかのものです。
キーワードは〝概念〟
自分とは………愛とは………その概念は侵略者達に納得してもらえてるのだろうか?
愛は、〝変異〟するんだよ〜w
長澤まさみ演じるしんちゃんの妻が変わったように。
そしてしんちゃんも。
『予兆』も見ようと思います。