豊島区民

散歩する侵略者の豊島区民のレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
3.6
SFのアイディアとしては既視感あったけど、ネタなのかマジなのか、その微妙なラインが上手く画面に醸し出されることによって成立した作品。
終始演者の好演で適度な良い緊張感が保たれていて、特に高杉真宙と垣松祐里の若手2人の自然な宇宙人感が良い味を醸し出していた。
類似の作品である『美しい星』との比較では、その設定において人間の感情的な側面がよりクローズアップされやすい内容になっているので、その点においては美しい星よりは取っ付きやすい。
結末への持って行き方も割とスッキリ収まっているのはプラスだった。
豊島区民

豊島区民