このレビューはネタバレを含みます
視点がおもしろいなぁと思いました。
私たちって、概念に縛られているけれど、そもそも見えないし、それぞれが微妙に違うけど、大枠は一緒。なんだかすごく曖昧なんだな、と改めて感じます。
概念を奪われたら、人間は壊れてしまう。でも、生まれた時は無いよね、概念。あるのかな？また育てればいいと思ってしまったけど、あったものが奪われるのと、無いところに創られるのはまた違うのでしょうか？
愛なんて、誰にもイメージできない的な発言をなるみがするのですが、確かにそうだなと思う。それもまた時々で変わるし、ひどく言えば愛が全くわからなくなる時もあるし。
なぜ侵略されるのか、具体的な目的はわからなかったですが、今ここにいる私たち自身も、言ってしまえば訳のわからない存在でもある訳で。
鳴海の行動と、桜井の行動が、侵略を止めたことに関係しているのだろうけど、はっきりとはしないラストでした。でも、鳴海に最後まで一緒にいるよと言った、真治の言葉には、うるっとくるものがありました。
観た人と感想を話し合いたい作品でした。
