ブタブタ

散歩する侵略者のブタブタのレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
2.5
『遊星からの物体X』meets『ウルトラセブン』
セブンの「狙われた街」を黒沢清監督がウルトラマン無しで撮ったみたいな。
人間から概念を奪う宇宙人は『CURE』の伝道師・間宮みたい。
ただ概念を奪われた人間はそれ迄の煩わしい社会との関係や軛(くびき)や柵(しがらみ)から解放されて何かスッキリした感じになるのは何処か変な宗教にハマった人みたいで嫌~な感じ。
それと宇宙人の一人・あきら(恒松祐里)がああいうキャラクターが大っ嫌い。
何か「女子高生」である事が万能で全能な感じ?の描き方、セーラー服着てるのも何か今更古くさい。
宇宙人には「愛」が理解出来ないのは『宇宙戦争』の宇宙人がウィルスで呆気なく全滅するのと同じ最後の最後での大逆転勝利の理由付けだけど『宇宙戦争(トム・クルーズ版)』も人類はほぼやられっぱなし逃げ通しなのがつまらなかった。
やっぱり宇宙人の侵略者とは始めから戦わないと。
これがウルトラセブンなら最後に宇宙人が円盤で逃げてセブンが光線で撃墜(皆殺し)で終わりなんだけど。
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