「フランス組曲」を観て、改めて自分は
「まとまりのある、フォルムのしっかりした作品が好きなんだな〜」て感じた。
一本の作品には、背景とかテーマとか、
登場人物とか、各場面やパートとか
様々な要素が盛り込まれている。
でも、それが最終的にまとまって、一つの料理のようになっていく方がいい。
「フランス組曲」なんてまさに、そんな感じの作品だった。
ジャンルも違うので、それと比較するのもどうかと思うけど、この日本映画、
まとまりという点ではないね、全然違う
例えると、ジャガイモはジャガイモ
人参は人参、肉は肉、と
素材の一つずつがバラバラで
一つの「カレー」という料理になっていないんだよな、、
いい要素もいくつかあるのにな、、
例えば、松田龍平のあの独特のテンポ
対する長澤まさみのツッコミ、
長澤まさみは、ああ言った「ツンデレ系」の役が合っている。
2人の会話のシーンは面白い。
シーンは限られてるけれど、彼らと絡む
前田敦子、満島真之介、光石研らも面白い
概念を取られるというのも、映像的にやや無理があるし、ちょっとオーバーだけど、
まあそれなりに興味切れずに見れた。
でも、対する別パーツ、
高杉真宙、常松祐里という実力若手を起用したのに、どうも浮いたまま、
それに絡む長谷川博己は、役的にも無理があり、リアリティがまるでないし、
あの役がどうして、そーゆー行動に至ったのかが全く理解できない。
1番まずい点は、二つのパーツが重なる、
つまり若手2人と松田龍平が会ったら、どーなるんだ?!と、かなり引っ張っておきながら、何も起こらないこと。
素材がバラバラ、パーツの融合性がない
そして、これもダメ映画によくあるダメ結末
無理やり感動話に持っていって締めようとする、、
せっかくいい雰囲気の夫婦だったのに、
安いBGMと安い結末で、ガラガラポン😢
松田龍平らが侵略についてリアルに語らないところが面白かったのに、
何?あの安いCGは?
あんなの入れない方がいい。
抽象的な、概念だけで、侵略を見せるなら、それで通そう!
中途半端に盛り上げようとして、まとまりをさらに悪くしてしまっている典型的な
ダメ結末、、
もったいないよ、いい素材たったのに、、
役者さんのことで付け足し
東出くんの「愛について」のお言葉、
あれは偶然?
パロディに見えちゃて、思わず笑っちゃった、、
東出くん、厳しいね、今後、
そーとーイメージ壊していかないと、、