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ミッドナイト・エクスプレスのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

4.0
アメリカと中東諸国との関係が悪化していた1970年。
トルコを恋人スーザン(アイリーン・ミラクル)と旅行していたビリー(ブラッド・デイビス)は出来心で麻薬をアメリカに持ち帰ろうとした。
空港でトルコ軍らに捕まり逮捕されたビリーは即刻裁判にかけられる。
四年の投獄を言い渡され、ビリーは模範囚として過ごす。
もうすぐ四年という時に裁判のやり直しが決まり、外国人犯罪の見せしめという事で30年の刑に変わってしまい・・・。

実話をもとにあのオリバー・ストーンが脚本を仕上げ、アラン・パーカーが監督したという名作を初鑑賞。
ラストシーンだけは見覚えあり、「この作品のラストだったんだ!」と。

理不尽な刑務所モノは数あれど、コレもなかなかのもの。
ただ、冤罪ではないので自業自得だろ?とも思ったり。
麻薬密輸の罪で30年は厳しいですけどねぇ。

ちなみに列車使って云々ではなく、“ミッドナイト・エクスプレス”とは脱獄の意味だそうです。
その脱獄計画の諸々は途中ありましたが、そこはメインではない。
ラストはある意味偶然が重なり棚ボタのような(笑)
でもそのワンチャンスをモノにしたのは素晴らしい。

軽はずみな行動がここまで追い込まれるという教訓になる映画です。