トルコにて麻薬所持で逮捕され、刑務所に収監され地獄の苦痛を味わったアメリカ人の実話。
「ミッドナイトエクスプレス」とは、刑務所の隠語で「脱獄」のこと。これは…紛れもない名作でした！
麻薬を密輸しようとしたのは主人公の自業自得なので胸糞ではありませんが、最後まで見るのが辛かった。
刑罰とは名ばかりの拷問はもちろん、
主人公のやることなすこと全てが裏目に出るのが可哀想。
また有能な弁護史があの手この手で主人公を救おうとするも徒労に終わるのがよりツライ。希望を持たせて落とすパターン。しかもあと数ヶ月で釈放！って時に◯◯になるし。。「これ以上悪い状況になるなよ…」と祈っていると、どんどん悪くなる笑。今まで見た中でもキツい映画TOP5に入るかもしれません。
序盤、空港の荷物検査を通る際、主人公のドキドキを体験するためか「ドクドクドク」と大音量で心臓の音が鳴る演出が良かった。つい主人公に感情移入し「バレるな…」と祈ってしまいますね。
他にも個人的に気に入ったポイントは、120分間一瞬たりとも「このシーン必要？」と思う場面がなかったこと。序盤からラストまでノンストップで主人公の苦痛を追体験できる、まさにエクスプレスでした。この後は無邪気なコメディ映画でも見て癒されよう…
