ほのぼの、感動、おばあちゃんとの交流もの、成長もの
出演者、小芝風花、横浜流星、森本レオ、香川京子など
【内容】
奈良の葛城を舞台とした映画
図書館の司書をしている吉井さくら(小芝風花)は美人だけど風変わりな女の子と周りから見られている
知識はあるのだが頭が固くレファレンス(相談窓口)に入ってもどこかズレた対応をしてしまう
そこでさくらはしっかりとしたレファレンスで挽回しようとするも、行き過ぎたレファレンスで図書館に来ていたお婆さん(香川京子)と図書館外に出かける日々(お婆さんの思い出の写真の地を巡る)
さくらとお婆さんとの交流をメインに
さくらの仕事関係、家族関係、死んだ祖母への想い
ストーカー疑惑がある謎のバックパッカー(横浜流星)
お婆さんの過去、写真に隠された秘密
などを絡めて進んでいくストーリー
【感想】
思ってた内容と違ってちゃんとしっかりしたいい映画だった
てっきり小芝風花と横浜流星の恋愛もの、安っぽいストーリーを想像してた
良かったところは
まず主演の小芝風花、見た目がかわいらしいのでずっと見てられる
メガネ姿もかわいいし、自転車乗る時いつも中学生みたいに白ヘルメット被ってるのも面白い
ロボットみたいな口調は最初のうちはユニークで面白いんだけど、だんだんわざとらしく感じて冷めて見ちゃうんだけど、ちゃんとそれなりの理由があるのね
ただの変な子ってわけじゃないのね、なかなか深くて良かった
だって家族には普通の口調で喋ってるんだもんね、劇中香川京子にも言われてたけど素の関西弁のキャラクターがすごい魅力的だった
そしてもう一人の主役の香川京子
てっきり脇役のおばあちゃんとかでチラッと出るだけだと思ってたら結構ガッツリじゃん
こんなにガッツリ出番のある香川京子見るのってそれこそ50年ぶりくらい?(若い頃の姿は白黒のイメージなのでもっと前かも)
年齢気になって調べたらこの映画の時で85歳?いやーすごい、なんか昔の香川京子思い出して感慨深かった
昔と変わらず品があるのが良いです
若い頃を演じていた女優さんも綺麗だったけど、香川京子はこんなもんじゃなかったよね
あと劇中で横浜流星が香川京子のために本を借りるシーンで借りた本の中に「稲妻」と「猫と正造と二人のをんな」があるんだけど、どちらも香川京子の出演作なのね、細かいところだけど、こんなの気付く人あまりいないだろうけど、こういうところも楽しめた
・まとめ
小芝風花目的ってだけの鑑賞だったんだけど意外に良かった
小芝風花の美少女っぷりはもちろん良かったし、関西弁も様になってたし、お弁当(うどん)もぐもぐ食べるシーンもかわいかった
そして香川京子の出番が多かったのも良かった、香川京子の若い頃を思い出させるようなストーリーだったのも感慨深かった