泣かされた時間の長さ （２０１７年公開作で）
１位 『タレンタイム』
２位 今作！！！
３位 『真白の恋』『新感染』
これ原作未読ですが、、、病気がらみの最高の純愛実話としては、ずっと昔読んだ『永遠の愛を誓って』（安積政子＋藤保秀樹・著）をかなり思い出させられました。あれ読んだ時は私、泣きすぎて、目がおかしくなって、翌日眼科へ行った。。。
クライマックス前のブランコ～一緒に歩こうのところだけはフィクションぽいけど、ほかは全体、（駆け足ゆえのデフォルメ？を含みつつも）普通に現実的でスーッスーッと胸に入り込みました。ホカロンとか、指輪とか、それぞれ泣くところとか、いろんな自撮りとか、土砂降りの冷たそうな濡れっぷりとか、よいとこ数えきれない。１１９分尺もちょうどいい。頑張った若い主演二人には好感しかない。
あえて二つだけ贅沢にツッコミを。。
①小豆島へ移っちゃった後も佐藤健さんの尚志が髪形まったく変わってないのは、手抜き演出？ せめて丸刈りにして気持ち吹っ切ろうとしたとか、結婚式の時は長めにするとかが欲しい。（せっかく闘病期の土屋太鳳さんの麻衣のむくんだ顔面とかをしっかり描いてるんだから、もう一工夫。）
②父母役が、あえて個性を殺したような演技しかしてないのは、どっちかというとバツかも。母役の薬師丸ひろ子さんは、かなり前に『ホームレス中学生』『はだしのゲン』といったＴＶドラマでホッカホカの母になりきってただけに、演技がちょっと下手になったのかしらという印象。父役の杉本哲太さんは、最初の一言「僕もだよ」が最高すぎて、後は見せ場がなかった。
