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8年越しの花嫁 奇跡の実話のtoshiのレビュー・感想・評価

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)
5.0
アンビリバボーでも特集されたこともありますし、タイトルからどんな内容かは誰もが想像がつきます。感動必至の今作は、涙腺崩壊の私が映画館で鑑賞するのは恐ろしい事でw 配信かレンタル待ちを決めておりました。が、Youtubeでご本人さん達の動画を拝見し案の定号泣w でもやっぱり劇場鑑賞しなければ!と思い本日最寄りの映画館へ出向きました。

予想を超える感動作で大変素晴らしかったです。実話ともなれば賛否両論別れると思うのですが、今作だって勿論作品として脚色した部分はあるだろうし、8年間の出来事を120分に収めるとか詰め込み過ぎになるというか、ご都合主義な展開もありそうな気がしてしまいます。でも今作はそれでいいと思いました。実話をベースに人々を感動させる作りにしていただいて大いに結構だと思いました。だって新郎である尚志さんが大病を患った新婦麻衣さんを治ると信じて8年間待ち続けたのは事実なのですから。8年も彼女を信じ待ち続けたことが本当に凄いと思いました。そしてそんな人が幸せになれないはずがありません。

麻衣さんが倒れてからの尚志さんの行動が全てにおいて感動的なのですが、麻衣さんは記憶障害で病気になる前の記憶が所々思い出せない症状です。それが尚志さんに対してとても辛い現実として向けられてしまいます。が、尚志さんのやり続けたある行動がクライマックスに今作の伏線回収として画かれており、「この人は何年もひたすらこれを続けてきたのか」と思うともう涙が止まりません。なんてすごい人なんだろうとつくづく感動です。

20年程前の私事ですが結婚を決めた人が居ました。が、決めていたのは私だけでしてw 相手は実家の接客業を継ぐ職人と両家で既に結婚の話を進めていました。
一人浮かれた自分が妙に情けなくて、辛くて、そして立ち直るのにかなりの時間を要しました。それから女性を愛する事をやめました。でも最近は恋愛映画を観るたびに「また人を好きになれるかな」とか「まだ間に合うかな?w」とか思う様になりました。が、今作はそんな気持ちより、「素晴らしいクリスマスプレゼントをありがとう」でした。
実話をベースにエンターテイメント化し作品として楽しませていただいたことに感謝です。すっかりいい年になってクリスマスなんて無縁な私が、まさかこんな形でクリスマスプレゼントをいただけたという気分に浸れるとは思いませんでした。
ありがとうございました。


クリスマスプレゼントと言えばですが・・・。
昨日久しぶりに下北沢へLiveを観に行きました。私が若かりし頃夢中になったTHE STREET SLIDERSのVoであるHARRYのLiVEです。20代の頃に組んだバンドメンバーと出向き久しぶりにHARRY節を堪能してまいりました。
スライダースは武道館Liveがある度にバンドメンバーと良く出向いていましたが良席をゲットすることは出来ず・・・。よっていつも遠目にLiveを楽しんでおりましたが、昨日はライヴハウス下北沢ガーデンでのLive。スタンディングでも300人ほどのキャパなので間近でHARRYを観る事が出来、「老けちゃったけどやっぱりかっこいい!!」と感動。そして久しぶりのバンド形式である今回のツアーは、スライダース時代の曲も挟みつつの進行でスライダースファンには涙モノでした。やっぱりスライダースの曲は最高だ!と改めて思いました。今回のツアーではスライダースのメンバーでもあったBaのジェームスも参加しているところも嬉しいところ。蘭丸とZUZUの勢ぞろいでこのキャパでスライダースの曲を聴けたらもっと最高だっただろうなぁと思いながらも、サポートのGtとDrのお若い二人のテクニックもなかなかのモノでした。
昨日のLive、本日の映画・・・。こんなおっさんに素敵なクリスマスプレゼントをありがとう!!
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