瀬々監督の「最低」も鑑賞したかったが、機会がなくて。全国公開している本作を鑑賞。ところで瀬々監督の名作「ヘヴンズ ストーリー」が、ＤＶＤ化された。だけど、まだ観れていない。早く観たい！
本作、実話ベースで脚本が岡田惠和と来れば、感動もので泣ける映画って、予告を見てもそう思ってたが。確かに、献身的な佐藤健演じる尚志の姿は素直に感動できる。でも泣かせようって、ところは殆ど感じられず、好感。
土屋太鳳演じる麻衣の身体に'ひる'みたいなのがくっつき、身体全体が変色していくって描写がある。これは、相当キツイが、心理を如実に表現した巧い演出。
それと、トヨタの名車が出てくる。尚志は、トレノ８６。自動車整備士の車好きにはお似合い。 そして、瀬戸内海の島でそうめんを製麺する男には、トヨタ２０００ＧＴ。この役に古舘寛治。この男も車好き。さりげなく、子供の演劇を奨めるって、何かいい感じ。
二人の心を繋ぎ留めておく、キューピッドとでも言いたい、結婚プランナー役には中村ゆり。いいよね、颯爽とした雰囲気も絶妙。車椅子の麻衣を見つけたときの表情が印象に残る。
麻衣の両親役の杉本哲太、薬師丸ひろ子、上司の北村一輝もいい演技。それと、同僚役の浜野謙太。ユーモラスで優しくて、尚志をサポートしてる。これも名演技。
