子どもが車に閉じ込められる映画
AI暴走みたいなキャッチコピーですが別に暴走してません。アクション要素は少なく息子を救いたいが救い出せない母親のドラマがメイン。
脚本は微妙な部分があるが広大な荒野を使った画、音楽を使った盛り上げ方など演出は結構良かった。
序盤のイライラを溜めてしまう場面の数々や若い母親の甘さ、弱さといった描写、ただただ息子を想う心情表現など主演女優の演技力もgood！
緊張感は序盤こそまぁまぁあるが中盤からのだるみが致命的。車が頑丈すぎることと、これという展開がなくピンチが野犬しかないのが辛い。明らかに引き伸ばし感のある物語。30分尺なら丁度良かった。
大袈裟な宣伝文句がハードルを上げてしまっているが細かなドラマ部分は悪くない本作。
演出は悪くないのでジャンルによれば監督は将来化けるかもしれない。
