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エンド・オブ・ステイツのJIZEのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)
3.7
"エンド・オブ~"シリーズの完結編。序盤で無数の追尾型ドローンが大統領含めたSP目掛けて湖畔を血に染めるシーンは殺傷兵器のおぞましさを深く募らせる。。大統領を死守するシークレットサービスの脆弱さにやや苦笑いとなった。今回は主演ジェラルド・バトラー演じる主人公マイク・バニングが容疑者として命を狙われる羽目となり危険地帯に再び身を投じる。主人公の老いた肉体から引退をよぎらせる一幕や火薬かつ爆撃シーンのインフレ化ないしスリラーの潜入要素ふくめ見所たっぷりの白熱の内容に仕上がっているように思う。どう考えても大統領が命を狙われ過ぎな世界観は前二作と共通してあり、それ自体も爆発と格闘で力づくで払拭している。バトラーの万能感も堪能。全編ストーリーの大味さ無謀さは否めないが、無罪の罪を被せられた主人公がどう疑いを晴らすか激闘の行方をぜひ堪能してもらいたい。
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