中学１年生の典道たちは花火が横から見たら丸いのか平べったいのかを検証するために花火大会にむかう。一方同級生のなずなは母の都合で夏休み中に転校が決まり…
『魔法少女まどかマギカ』
『化物語』シリーズの
!!新房昭之監督!!
『モテキ』『バクマン。』のッッッ
!!大根仁脚本!!
『リリィシュシュのすべて』のッッッッ
!!岩井俊二原作!!
主演の声はッッッッッッッッッ
!!広瀬すず＆菅田将暉!!
のと豪華布陣でお送りして興行収入が
大爆死したシャフト制作のアニメ映画。
元ドラマの方は結構好きだったので鑑賞。
「か・け・お・ち♪」
そもそも今作は作り手の問題というか宣伝と配給、そして観客の心構えの問題なんじゃないだろうか？
「『君の名は。』の再来！？」
的な雰囲気を醸し出すくっさいCMと期待が今回の評価を生んでしまったのだろう。
シャフト製のアニメになれたオタク達向けに劇場を絞って宣伝＆公開していれば
「みんな知らないと思うけど、打ち上げ花火って映画結構深くて面白いんだぜ？」
みたいなオタクが少し盛り上がるくらいにはなっただろうに……（笑）
中身としては
前半は原作に物語も台詞もなかなか忠実に進んでいくのだが、後半のファンタジー？SF的な世界観はまさにアニメーションでしか表せない……否、シャフトでしか表すことの出来ない世界観と空気。
ここらへんで『君の名は。』期待組の一般層は
「お、思ってたんと違う(泣き目)」
となるのだが、かといってアニメファン勢もストーリーが満足いくほど作り込まれてはいないので残念。映像もこれと言って新しいものでもないので映画館で見る事に意味は感じない。
主演の広瀬すずの声はなんかエロい。
「のりみちくぅん……ハァハァ///」
てうるうるした瞳で台本読んでるのかとおもうとなんか興奮できるのでオススメです。中１にしてはマセガキで魔性の女なナズナ役は意外と合っていた。
菅田将暉は正直微妙。
演技派俳優なのはもちろん認めているのだけれど、中１の役はさすがに無理だったか……
その分脇を固める宮野真守氏や梶裕貴氏の安定感、そして巨乳女教師役花澤香菜さんがやっぱり可愛い。プロの声優ってやっぱりしゅごぃ(小並感)
ボロクソに叩くほど最低ではないが、たしかに中途半端な出来になったのは否めない残念なアニメ。
SFでもっと突き詰めてくれれば個人的には満足できたかもしれない。
オリジナルのドラマが好きだった方、シャフトアニメが好きな方、そして広瀬すずの何故かちょっと色っぽい声を聞きたい方にはオススメの作品。
