これ、終わったあとに感想書くところまでの含めての作品ですね。面白かったかつまらなかったかで言うと、「エモかった」です。
原作は読んでいないのですが、新房総監督・シャフト製作・渡辺明夫というスタッフ陣を考えるとまあ普通な作品なわけがないわけで、飛び抜けた綺麗さとか物語の爽やかさとか、そういうのを期待して行かない方が楽しめると思います。前半は特に、不思議な円形の形をした学校とか、ゲーム画面内に登場するピンク髪の女の子とか、どこまでツッコミ待ちなのかよと少しムズムズするほどでした。
ここで期待すべきはやはり演出の部分で、特に印象的だったのは「2回目」の教室のシーンでしょうか。あのカット割や表情、このためのシャフトだしこのための渡辺明夫だなぁと。
ただ、ここまで書いてきたような楽しみ方はこれまで「まどマギ」等に代表されるシャフト作品、および渡辺明夫作品に触れてきた人たち特有のものなので、前知識全くなしの初見状態でこの作品がどこまで楽しめる物なのかは私には未知数です。逆に言うと、前知識がある人たちには是非見ておくことをお勧めしたいところです。
最後に1個触れておきたいのは、酔っ払い（CV:立木文彦）が最高でした。
