ハル

ターシャ・テューダー 静かな水の物語のハルのレビュー・感想・評価

3.7
絵本作家のおばあさんを被写体にしたドキュメンタリー。

息子さんが建てた家に住み、アーミッシュの人みたいに近代以前の生活様式をずっと続けておられる。文明社会に生きている我々と、200年前のような生活をしている彼女とは、当然のことながら、時間の流れ方が違う。彼女のそれは、水が高いところから低いところへゆっくりと流れていく感じ。そして、その流れに身を任せつつ、水鏡に映り込んだ自分とずっと向き合ってきた、そんな人生。まさにスローライフ。

「人生は短いんだから楽しまなきゃ駄目よ」

そんなことを本当に楽しそうな感じで言う人にはあまり会ったことがない。当たり前のことだけど、自分の思い描いた通りに生きている人こそ幸福なのだと思う。こんな風に生きてみたいものだ。