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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

上映日:2017年04月15日

製作国:
  • 日本
  • / 上映時間:105分
    監督
    松谷光絵
    キャスト
    ターシャ・テューダー
    セス・テューダー
    ウィンズロー・テューダー
    エイミー・テューダー
    あらすじ
    米国バーモント州。雪深い山奥にある、18 世紀風の農家コーギコテージがあった。まるで 絵本の世界に迷い込んだようなコテージには、コーギ犬と一緒に暖炉に温まり、絵を描く 1 人の女性がいた。アメリカを代表する絵本作家、ターシャ・テューダー。70 年もの間、現役 で活躍、離婚を経験し女手ひとつで 4 人の子供を育てあげた後は一人暮らしを謳歌した。 「思うとおりに生きてきた」と語るその人生は、決して平坦な道のりではなかった。そんな彼 女の知られざるライフストーリーと、多くの人々を魅了する喜びにあふれた暮らしを映し出す。

    「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」に投稿された感想・評価

    コーギーかわいー。リラックスしすぎて寝てしまった。ターシャ好きならテレビ番組を見ていたと思うのだけれど、それとあまり変わらず。新しい発見や気付きは特にない。
    ターシャ・テューダー生誕100年

    🍀静かな水の物語🍀

    なかなかレビューできないでいた作品。。
    スコアレスは矢野顕子のドキュメンタリー以来。ターシャは私にとって、あまりにもパーソナルな存在過ぎて…うまく言葉にする自信がなかった。

    ターシャ・テューダーはアメリカを代表する絵本作家であり、素晴らしいガーデナーであり、あらゆる生活のクリエイターだと私は思っている。
    ターシャの創る花束は、大好きなフローリストの高橋永順や橋本不二子(Fujico)の絵を思わせる。共通点は、大胆でナチュラルで、そして美しい所。

    彼女のことを知ったのは、かなり前…。2005年放送のNHK番組「喜びは創り出すもの」を観たのが初めてだったか、少し記憶が曖昧。

    はっきり覚えているのは、当時小学生だった上の息子がすっかりターシャに魅了された私の誕生日に「ターシャ・テューダーのガーデン」というほぼ写真の大判の本をプレゼントしてくれたこと。
    たくさん出ているターシャの本の中でも一番素敵で ”ほしいな〜”とアナウンスしていたけど、三千円以上する本は自分でもなかなか手が出なかった。どういう経緯か忘れたが、お小遣いを何ヶ月分も貯めて買ってくれたのだと思う。この子は高くても人が本当に欲しいものをあげようという感性を持った子なのだと驚きと嬉しさで一杯になった。反抗期のひどかった時は、その本を取り出して見ながら泣いたこともあったっけ…。本当は優しい子なんだ…と心に言い聞かせて、ターシャの写真や言葉に癒された。

    ガーデニングは好きだけど、転勤生活ゆえ主に植物女子ベランダー(笑)。都内に住んでいた数年は小さな庭付き一戸建て賃貸住宅に住んでいたので、ちょっと色々頑張った。畑を借りて友人と野菜を作ったり。子ども達もあの頃の家が一番好き、と時々言う。
    今はマンション住まいなので手を広げず細々と、やっぱりベランダー。
    花殻摘みが好きなターシャ。実は私も気づけばすぐ花殻摘みをしてしまうタチなのでよくわかる。
    手入れの行き届いた庭を維持するのがどれだけ大変か。。少しでもかじったことのある身なら広大なターシャの庭を見れば、それが一体どういうことなのか、一目瞭然だろう。

    上流階級の出身でありながら自分の出自とは全く違う農業の道を選んだターシャ。単に好きだというだけではなく、ライト兄弟と肩を並べる設計・製造技師の父、肖像画家の母という著名で多忙な両親のもとで、主に乳母に育てられた彼女は思う所があったのかもしれない。
    早くに結婚するも元々生活力に乏しく、一緒に農業をやっていく志がなくなってしまった夫と離婚、絵本作家をしながら女手一つで4人の子を育て上げるのは大変なことだったと思う。
    でも、自分の選び取った暮らしの中で季節の移ろいを感じながら一つ一つの営みを楽しみ、ものを作り、生き物を育てる生活は彼女の喜びであり、生きていくことそのものであった。

    残念ながら2008年に92歳で亡くなってしまったが、大きくなった子どもや孫達が晩年の彼女に寄り添って、一緒に年中行事を楽しんだり、コーギコテージの保全に務めるという理想的な生活を送ったターシャ。特に母の為に18世紀の家を再現して建てた、常に母を支えた長男のセスの存在は大きいと思った。

    しかし、決して平坦ではなかったはずの彼女の生き方は、予想外に思った通りにならない子育てや息苦しい都会暮らしの中で、ともすれば自分を見失いそうになった時、私の大きな道しるべになってくれた。


    過ぎた日々をすべて肯定できる人になりたいと最近、特に思っている。

    たくさん心に響く格言の中でひと際残る、
    ”静かな水のように穏やかであること。周りに流されず自分の速さで進むこと。”
    というタイトルにもなっている言葉。

    喜びも悲しみも大げさにせず、水が流れるように受け入れて自分らしくあり続ける…

    そんなシンプルで力強い生き方を私もしていきたい…とエンドロールを名残惜しく観ながら、強く強く、思った。




    *ドキュメンタリー映画としても秀逸でターシャの魅力、ガーデンの美しさをこの上なく堪能できる。スローライフ、心の豊かさを味わいたい方に♡
    良い意味で子守唄のような安心感が偏在している作品で中盤寝かせられた(すみません)。
    ターシャが亡くなったのが08年ということで、約10年の歳月を経て本邦で公開されたわけですが、出演者はチューダー一家ですし、なぜこの合間があるのか少々謎ではありますが、いわゆるおばあちゃんの知恵というものに普遍的な価値を感じた。鬱的な物とは無縁な世界観なので社会の喧騒にやられている人間はターシャーおばさんに生成変化すると良いのかもしれない。
    てっきり彼女のことをイギリスのガーデニングが趣味のおばあちゃんと思っていたら、アメリカの絵本作家で人形作家でもあり、スローライフ生活が注目され数々の関連書籍を出版していると知り驚き。
    日本なら栗原はるみさんとか雅姫さんみたいな感じ?
    91歳になってもロウソクまで手作りし、広大な土地の庭仕事(雑草の手入れ)まで手を抜かない。チューリップの球根を植える前に土壌の状態も計算して肥料を撒き、ただの自然に見せて実は、何処に何が植えてあるのか把握できてる庭だったり、穏やかそうな見た目とは裏腹に、芯が強く根性があり流されない性格な人だと感じた。
    彼女の作った庭は、四季が美しくて鳥のさえずりや子供の笑い声、犬が嬉しそうに走り回る姿がプラスされて絵本の世界そのものだった。
    こんな生活を道楽でしているわけではなく、子供4人と夫を経済的に支えてたのは彼女。強い女性だ。

    マダムが多い館内に、憧れている人も多いのだろうと感じたけど、幸せすぎるスローなライフにお腹いっぱいで、眠くなってしまった。
    湯川潮音とターシャテューダー。
    穏やかで良い。手元において、BGMのように流してもう一度見たい。
    ターシャの言葉が素敵。

    ただ、途中で挟まれる米国の状況情報が雰囲気を壊していると思う。もったいない。
    大好きな母とこの映画をみれてよかった。
    友達の勧めでみた。
    格言が多くお庭がなんとも美しくこういう場所にいたら心も穏やかでいられるんだろうなと思った
    ターシャの言葉には深みがあって自分が悩んでる暇はないなとさえ思わせてくれる。
    なんだかじんわりくるドキュメンタリーでした
    コーギーとお庭に咲く花が綺麗
    あのお庭、スローライフ、イイなぁ。人生は短い。今日もワンダフルデイだわと毎日感じられたらいいよね。
    年をもう少し重ねてからまた観たい
    最近では「スローライフ」という言葉が多く使われるけれど。

    「晴耕雨読」。

    もしくはこんな四字熟語も彼女のライフスタイルに合ってる良い表現。

    そんな言葉で表現できる生き方を実践しているのがターシャ・テューダー。

    本作は彼女の生活を四季の移り変わりとともに追っていくドキュメンタリー作品。

    晴耕雨読とは書いたけれど彼女の場合は、

    晴れたら↓
    ガーデニング

    雨の日は↓
    料理
    人形づくり
    そして絵本の創作(本業)

    作中では彼女の生い立ちも追いながら、彼女の日常を写している。

    夫に代わって絵本作家として生計を立て、4人の子供たちを育て上げてきたターシャ。
    子供たちが独立してからはコテージにて愛するコーギー犬に囲まれながら料理を楽しみ、絵本の創作に勤しみ、好きな人形を作ったり、庭に種々の美しい花を植えたり。
    30年かけて作り上げられたその美しい庭は壮観。

    ***
    彼女のライフスタイルを自分の今のライフスタイルと比較すると、面白い。

    毎日混んだ電車で通勤して、
    与えられた仕事に追われながら、
    夜疲れて帰宅して、
    翌朝また会社へ。

    働いて、所得を得て、必要なものをお金で買って生活をする。

    都内に住んでいると特に人とモノが溢れた環境だけれど、彼女の得ている「豊かさ」がそこにあるかは疑問を抱く。

    人は周りに嫌というほどいるのに、なぜか孤独に感じる時が(特に社会人なりたての時は)あった。

    欲しい服や家具を買っても買っても何故か満たされない。常に無い物ねだりをする感じ。

    一方のターシャは山中のコテージで好きな人、好きな動物に囲まれながら自分のしたいことだけをして、必要なものは買うより自分で一から作る日々。

    外資系にいると特に歳をとることに若干焦りを感じることがあるけれど、ターシャにとっては歳を重ねることによって幸せも比例して募っていく。

    幸せの定義は人それぞれだけれど、ターシャの生き方は一つの答え。

    自分の生きる環境の中から、一歩踏み出すことは勇気がいることだけれど、もっと自分の気持ちに素直になることを大切にしたい。