eigajikou

Mのeigajikouのレビュー・感想・評価

M(1951年製作の映画)
4.3
オープニングがめっちゃかっこいい。
(大寺眞輔さんの解説でも取り上げられた)
オリジナルの監督ラングは、
ナチスから逃れアメリカに亡命。
リメイクの監督ロージーは、
赤狩りから逃れイギリスへ亡命。
映画史に輝くラングMと、
公開後60年間も陽の目を見なかった
ロージーM。
低予算でも赤狩りで仕事を奪われた
一流のスタッフ、キャストが参加。
(助監督はみんな大好きアルドリッチ)
なのでとても20日で撮影したとは思えないクオリティ。
連続殺人犯がどこにもいそうな普通の人ぽいのが現代的。
あの連続幼女誘拐殺人事件思い出してしまった。
ラングレー弁護士(Langley)について
大寺さんは、
ラング(Lang)+ロージー(Losey)のyから出来た名前ではないかと解説されました。
(自分はトンチンカンだけどあの事件の日産ラングレー想起していました…)

美しく蘇ったデジタルリマスター版を大画面で見られて幸運でした。
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