ねぎおSTOPWAR

熱いトタン屋根の猫のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

熱いトタン屋根の猫(1958年製作の映画)
3.7
ポール・ニューマン‼️

これは戯曲ですね、たぶん。
ワンシチュエーション、家の中で巻き起こる愛憎劇。
舞台と映画、どこが違うってあのー、キャラクター設定のエッジの傾きというか・・例えば父が兄夫婦を毛嫌いしていてみたいなのって舞台でもわかりやすいからそうなるんだと思います。テレビや映画ってもっとナチュラル。

これ、一代で成り上がった剛腕パパが検診から帰ってくるところから話は始まります。家には子供のいる兄夫婦と、そして次男はなぜか酒浸りで夜中にハードルで足を折る!?ポール・ニューマン。子供はまだいないその妻が、なぜか旦那に「触るな!」という態度をされるエリザベス・テイラー。
そしてこの話はどう展開するのでしょうか・・・。


この作品は派手じゃないです!
限られた空間で人物の変化が描かれているのですが退屈に感じてもおかしくないと思います。

たぶん・・ですけど、これね、その妻の不倫疑惑が背景にあるわけですけど、なぜポール・ニューマンがその親友とのことをグジグジ言うのかを考えると面白く観られるかもしれませんよ。
1958年の作品ですけど、その年代だから隠した"あること"があるような気がしますけど。
考えすぎかな?笑


********

ポール・ニューマンって若いころから上手ですね。
そもそも持つ雰囲気のカッコよさもあるし、目線で作る心情がいいですね。透き通るようなブルーアイ。