プニプニ拳

ぼくの名前はズッキーニのプニプニ拳のレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
4.2
早稲田大学のせんぱいから教えて頂いて、「アニメーション概論」という授業の特別回として本作の上映と監督のトークショー(『ニャッキ!』の製作者である伊藤有壱さんも同席、対談という形)というイベントに、潜入、してきました。文字どおり他大学の授業に潜ってきました。


伊藤有壱さんも本作を観た感想としておっしゃっていたけど、アニメーションであることを忘れてしまうほどリアルなつくりをしていました。

特に表情。主人公と女の子がキスについて会話するシーンがあって、その会話のあと女の子の顔がアップで映るんですけど、そのときの表情がほんとうに堪らなかった。人形?って疑ってしまうほど色っぽい。ストップモーションって、表情があまり動かない、もしくは大袈裟でユーモラスに描かれることが多いと思ってたけど、これはぜんぜん違ってた!目の動かし方がポイントだと監督がおっしゃっていたけど、水晶体がちゃんとあって、瞳が本物の人間のそれみたいだった。でも目のつくり自体は結構独特で、目は上下の瞼で開閉するし目の周りにクマのように見えるような部分もあって、あれがキャラクターデザインとしてインパクトを観る手に与えているのかなと疑問に思った。


ここからは余談だけど、コメントペーパーにイラストを描いてもいい欄がつくられていて驚いた。
今じぶんの大学で学んでいることも心から楽しいと思っているけれど、こういう授業を普段から受けることができる早稲田生が心底羨ましかった。お家から30分くらいの徒歩で行けることが分かったし、ちゃんと詳しく調べてたまにまた潜入したいな。(笑)
プニプニ拳

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