Tatsu

ぼくの名前はズッキーニのTatsuのレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
4.0
素晴らしかった。ルックからは想像できないハードな現実を、子供から見た世界の見え方というのを徹底して、人生のハッピーサッドを描いていく。ストップモーションにすることで、そのお話の見易さと、現実性を同時に持たせていて、ストップモーションである意義を感じた。細かい演出も非常にうまく、あるキャラクターのバックボーンをわざと明かさないところとかも非常に上手い。子供から見た世界を徹底させると同時に、その人をただ愛せばいいというメッセージとリンクする形となっている。伝えたいことを伝えるのに2時間もいらないなと強く思う、可笑しくて切ない66分だった。
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