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ぼくの名前はズッキーニのne22coのレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
4.4
2018年 劇場観賞19作品目

登場する全てのキャラクターたちが愛らしく、ずっとずっと観ていたくなる。ストップモーションアニメだから極限まで省略されているけれど、キャラクター一人一人の性格が本当にリアルかつ魅力的に描き分けられている。ちょっとした首の動き、まばたきのタイミングで込められた想いや情景が実写以上に伝わってくるような。(声もめちゃいいんですよ、、、)
ユーモア溢れるエピソードや、映画ならでは!の部分もあり、子供が観てももちろん楽しめるし、学ぶ事が多いと思うけど、大人にこそ観て欲しい。
言葉では語られない、胸が締め付けられるようなあまりに繊細な子供たちの想い(心の声)がさりげない描写で紡がれていく優しい作品です。

子供は親を選べないんだからこそ、親に恵まれない子供は違う形で救わなければいけないんだよなって強く思い知った!!!し、世界中の人が自分の一番近くから少し変えていけば、それって凄い事だよなと思えた。私はまだ親の経験をした事は無いけれど、親になる前にこの作品に出会えて良かった。
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