片鱗ヘンリー

ぼくの名前はズッキーニの片鱗ヘンリーのレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
5.0
ここ最近の作品の中で一番可愛すぎるっ!
フライングタイガーの雑貨のような色使いに二頭身のキャラクター、そして個性的な七人の子供達。
だけど、話はとても重い…ライカ作品や犬ヶ島のような絵柄でやったら確実に重くなるのでこの絵柄で丁度良い…
過酷な過去を生きてきたにも関わらず、無邪気に楽しそうに生きる子ども達に元気づけられました。
ズッキーニ達が暮らす養護施設が日本ではあり得ないくらいに条件良すぎて、私達の国の児童福祉が確立されていない事に恥ずかしく思いました。
全員合わせても10人以下、職員の方々はとても優しいし、遊びにも連れて行ってくれるし、教育も受けさせてくれるし…(質は知らんが)
渋谷の養護施設長殺人事件の犯人もこの映画に出てくるような施設で暮らしたら殺す事はなかったのだろうか…ふと考えてしまいます。