このレビューはネタバレを含みます
予告見てふむ…と思ってたのに加え先のトークショーで湯浅監督が普通は3年かけるところを1年半で強引に仕上げたというのを聞いてもしやと思ってた通りの仕上がり 森見作品というか湯浅作品、しかも意気込みに欠けたマインドゲームあるいは笑いの取れない映画版クレヨンしんちゃんってかんじ これはちょっとしたエゴじゃない？ もっともっと出来るはずと知ってるだけにがっかり感が際立ってしまう
森見ワールドの濃密さはことごとく薄められてテンポも悪く映画的にも退屈冗長で全体に漂う消化試合感、原作ファンであってもこんなに強く置いてけぼり感を感じるのにいわんや…と思うと胸が痛い キャラ描写のバランスが悪すぎて感情移入もできないし映像的・脚本的なカタルシスにも欠けとにかくひたすらに四畳半の奇跡っぷりを際立たせる作品だった 冷静に考えて四畳半1話見返した方が100倍いいしやっぱり四畳半はすごい四畳半が大好きとなってしまった
よかったのは叡電出町柳駅でピッとするとこと百万遍に王将があるとこ、SNSやスマホが出てくるのも悪くなかった 2017年の京都 あと学内のシーンどこだか全部わかるのも切なくてよかった
