夜は短し歩けよ乙女の作品情報・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女2017年製作の映画)

上映日:2017年04月07日

製作国:

上映時間:93分

3.6

あらすじ

「夜は短し歩けよ乙女」に投稿された感想・評価

はる

はるの感想・評価

4.0
元々原作が好きだったので、原作通りはむしろ望み通り
面白い
どいこ

どいこの感想・評価

3.5
人を選ぶ。
このみ

このみの感想・評価

3.2
観る人を限定する作品だなと思う。小説は挫折したけどアニメならいけた。夜が長すぎて羨ましい
ユウキ

ユウキの感想・評価

3.5
動き可愛い!
たまたま大事🙆‍♀️
moeka

moekaの感想・評価

4.7
原作は高校生の時に読んだので懐かしみながら鑑賞
映像が!表現力が!カンスト!超よかった!すき!
夜を舞台にしたおとぎ話に入りこんだ感覚
お花でできた道路、劇のシーン等
好きなシーンがいっぱいあった…
活字の原作を映像化することで
色や表情の表現の幅が広がって染み込んでくる感じ
人によって時計で刻む時間の単位が違かったの
おもしろかったな〜
わたしの時間をはかる単位はなんだろう…
バラバラの出来事が線で繋がってくのも
ふふってなった 「こい」ね…

声もみなさん違和感なく聴きやすかった
特にロバート秋山がぴったりで
エンドロールまで気づかなかった…

本が原作ということだけあって
セリフ単体の表現力もすごかった(わからんけど)
ロマンチックエンジンというボキャが増えたので
今後使っていきたいです笑

このレビューはネタバレを含みます

いやー、面白かったなぁ。
映画見てて、久々にテンションが上がった。
良い映画だなぁ、と思うことはそれなりにあるけど、テンションが上がる映画ってあんまりないから、僕にとってはとても良い映画だった。

アニメだということを最大限活かした映画だったなぁ、と思います。

森見登美彦の原作は元々読んでましたけど、すっかり内容は忘れてました。けど、森見登美彦の描く世界観が、荒唐無稽だったなという記憶はちゃんとありました。その荒唐無稽感がべらぼうに面白いわけですけど、仮に実写でやったとしたら、その荒唐無稽感をどこまで生み出せたかというのは疑問だなと思います。

というのは、実写で撮る場合、背景をフルCGとかでもしない限り、どうしてもそこには、僕らが生きている世界の現実感みたいなものが入り込んでしまうと思うからです(すべてセットを組んで撮る、とかならまだ可能性はあるかもですけど)。

森見登美彦が描く世界には、現実感が欠片もないからいいのだ、と僕は感じます。森見登美彦は、京都という、ちょっと特殊な雰囲気を持つ街のイメージを最大限に利用して、京都から現実感だけを取り去って、京都が身にまとう妖しい雰囲気だけを煮詰めるようにして増幅させていきます。そして、今回のアニメ映画では、その妖しい雰囲気を、アニメという手法で非常に見事に描き出していると感じました。

そこには、絵のタッチも関係しているなと思います。

この映画の監督は、僕は知りませんでしたが、「奇才」と紹介されていたので、知る人には知られている方なんでしょう。恐らくこの映画全体の絵の雰囲気を決めたのも、監督なんだろうと思います。絵のことを言葉で表現する経験をあまりしていないので上手く説明できる自信はありませんけど、シンプルな線で描きながら、誇張すべき部分を分かりやすく誇張する、という絵のタッチが、映画全体に独特の味を生み出していると感じました。

人物については特にそうでしたが、シンプルな線で描き出すことで、個々の個性が際立つ感じがしました。個性が際立たたないキャラクターはモブとして注目する必要はなく、何らかの形で誇張されている人物に目が行きます。シンプルであるが故に、乙女の赤い服や先輩の寝癖、樋口君のアゴや羽貫さんの服の着方など、それぞれの特長たる部分がズバッと視界に入ってくるわけです。

背景の描き方は様々で、古本市で本の背表紙をリアルに描いてみたり、川沿いに咲く桜の木をアートっぽく描いてみたりと、場面ごとに雰囲気がまったく違って面白いです。背景の描き方によって、その場面毎の重要度やシリアスさなどが瞬時に伝わってきて、これが物語を絵や言葉で過剰に説明しなくても、森見登美彦の謎めいた世界観にスッと入っていける工夫なんだろうなと思いました。また、回想シーンのタッチがまた独特で、これも場面ごとの転換という意味では非常に効果的だったなと思います。

人物はシンプルに描き出し特長を分かりやすく押し出す、背景は場面ごとの役割に応じてタッチを目まぐるしく変えていく、というやり方が、物語自体ではなく絵自体で語る部分を生み出し、より作品全体に厚みをもたらす結果になっている、そんな印象を受けました。

僕の記憶では、原作は4作を収録した連作短編集だったと思うんだけど、映画の中ではそれらをうまく繋げて一つの物語に仕立てていました。原作では確か、ある一定期間にまたがった話だったように思うんですけど、映画ではたった一夜の物語という風にまとめられていて、そのぎゅっと凝縮した感じが、物語の面白さをより引き出しているように感じられました。

また、映像ならではの物語の処理の仕方も素晴らしかったです。原作では恐らく、「主人公の脳内のグルグル」として描かれているだろう場面を、映像できちんと見せてくるんですね。特にラストの、理性と本能のバトルは見ごたえがありました。状況説明としてはまるで役に立たないですけど(笑)、主人公の先輩の慌てふためき振りが非常によく映像化されていて、テンションで押し切った!みたいな映像処理が良かったなと思います。

原作も素晴らしかったですけど、アニメならではの描き出し方で、原作の魅力をより引き出しているなと思える映画でした。

難しいですけど、内容の紹介をしてみます。
先輩(主人公)は、1年前知り合った後輩の黒髪の乙女に魂を鷲掴みにされ、以来「ナカメ作戦」を遂行してきた。「ナカメ作戦」とは、「なるべく彼女の目にとまる作戦」の略であり、様々な場面でさも偶然であるかのように彼女と遭遇する、ということをやり続けてきた。友人である学園祭事務局長に、外堀ばかり埋めているんじゃないと言われながらも、同じく友人のパンツ総番長から、思いを伝えるべきだと促されながらも、先輩はひたすら外堀を埋め続ける日々を過ごしてる。
先輩も黒髪の乙女も招待されたとある結婚式の夜、先輩は二次会に流れるだろう黒髪の乙女と同じ席に座る決意をしていた。しかし黒髪の乙女は二次会には流れず、先斗町で今彼女が求めて止まない酒を所望し続ける。とあるバーで春画コレクターに胸を触られおともだちパンチを繰り出し、知り合った樋口君と羽貫さんと一緒に先斗町で飲み歩き、幻と呼ばれる偽電気ブランに思いを馳せる。酒豪ぶりを認められた彼女は、三階建の電車でやってくるという李白さんと飲み比べを打診される始末だ。
一方の先輩は、黒髪の乙女を見失い、パンツを奪われ、鯉を飼っていたオジサンに絡まれ、やっと黒髪の乙女を見つけるも、どこにいても主役になってしまう彼女のいる場で、ただの脇役に甘んじるしかない。
チャンスを求めて、先輩はその後、古本市・学園祭と奮闘するのだが…。
というような話です。

原作を読んだ時も思いましたけど、まず何よりも黒髪の乙女がやっぱり最高ですね。こういう女性は、凄く好きだなぁ、と思います。

自分が関心を持ったことに正直で、でも視野が狭いわけでもなく、飛び込んできた状況にすぐに馴染んでしまう。一人で行動することが普通で、でも誰とでも仲良くなれてしまうし、何をするでもないのに場の主役に躍り出てしまう。当たり前に囚われたり、行動を躊躇したりすることなく、強い決心をするでもなく普通ではない状況をするりと乗り越えてしまう。自分に向けられた関心に無頓着で、かと言って冷たいとかではなく、自分なりの関心を他人に向ける。僕の中での黒髪の乙女のイメージはこんな感じだ。言葉にすると余計に、素晴らしい女性だなぁ、と思えてくるのですね。先輩が黒髪の乙女に惚れるのも当たり前だなと思います。

物語は、最初から最後まで奇妙奇天烈摩訶不思議な感じで展開されていくのだけど、独特の絵のタッチと畳み掛けるような展開で、いつの間にやらその世界観に引きずり込まれてしまう。明らかにおかしな状況なのに、登場人物たちのほとんどはその状況を奇妙がらないし、色んな話が絶妙に絡まり合っていくから、そういうもんなんだなぁ、と思いながら引き込まれてしまう。そういう魔力を持った作品で、まさに森見登美彦らしさを忠実に再現しているなぁ、と感じさせる映画でした。

映画を見ながら、僕はずっとニヤニヤしてたと思いました。ニヤニヤが止まらない映画でした。ほとんど声を上げて笑っている場面もあったと思います。純粋に、凄く面白かったなぁ、と思える、とてもいい映画でした。

ずっと気になっていた作品。

"これも何かのご縁です"

予想よりずっと素敵で好きだった。
乙女に生まれた特権ワンピース! 主人公の黒髪ボブに真っ赤なワンピース、とってもカワイイ!
なんでも画面越しに手に入れることのできる時代だけど、それでも欲しい本を求めて古本屋さんへ行きたくなる。
CELLT

CELLTの感想・評価

4.7
素敵な作品
fumi

fumiの感想・評価

3.7
ほぼ導入部分なしに、冒頭から夜の冒険に引きずり込まれる。
原作と違ってすべて一夜の出来事にしているのもファンタジー色が強まってなかなか面白かった。
しかし、黒髪の乙女の凛とした、かつ何本か頭のネジの外れた不思議な魅力は映画では伝わりきらない、、また原作読み返そう
emma

emmaの感想・評価

3.4
原作は過去に読んだことがあるけどなかなか覚えてなかった。当時この不思議な世界を文字だけで想像するのが難しくてなかなか読む手が進まなかったけど、映像になると理解度が増してよかった。中村さんのイラストが好き。
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