KATO

真夜中のパリでヒャッハー!のKATOのレビュー・感想・評価

4.0
タイトルに「ヒャッハー」とかいう訳の分からない単語が入っているせいで、「くだらないんだろうな」と思われてしまう映画ですが……騙されたと思って、ぜひ観ていただきたい映画ナンバーワン!

でも、くだらないんでしょ?

ええ! とてもくだらないです! くだらないけど、笑いだしてしまったが最後、そこから笑いが止まることはありません。

予告のナレーションは林家ペー&パー(しかもただ笑っているだけ)で狂気満載。どう考えても、つまらない部類ですわー……と思っちゃうんですけど! それが正常なんですけど!! その常識を超えた先にパラダイスが待っています!!

*ヒャッハーはヒャッハー以外の何物でもない*

これは絶対ハズれ映画だな! と思ってレンタルしたのが、この映画との出会い。人生にはわざとハズれを引きたいと思うときがある。サメ映画やゾンビ映画を選ぶときは、これは駄作の匂い!!! と嬉々として選ぶことも多々。

タイトルで損してるわな、と思いつつも、これ以外のタイトルってないよねという結果に行きつくのは、この映画を観た人たち共通の認識だと信じて疑わない。

テンションはそれ以上でもそれ以下でもないし、観終わった後の満足度もめちゃくちゃ高いので後悔は誰もしないのではないだろうか。

なんとなく笑いたいな~という日、なんとなく物足りないな~と思える日。そんなときに、パッと咲いて散ってくれるのが「ヒャッハー」。今日ってなんとなく良い日だったかもな! と錯覚させてくれるのがヒャッハーなのだ。

*語れるけど語れない*

ここまで感想を書いてきて思ったのは、語りたいことがあるけれど全部語り切れないな! ということ。

ストーリーに触れただけで、なんとなくネタバレになってしまう気がするし、このネタが面白くて! もネタバレなのでは? と心配に。それに、この映画はやっぱり「面白いのか? 」と疑いながら観てほしい気もします。

面白いのか? 面白いかも……。 これめっちゃ面白いじゃん! と、その過程すら楽しめる力を持つ映画だということは、私が保証します。

下品なネタは断る! な方にはあまり強くオススメできないが、なんか面白い映画観たいな~というときには、ぜひヒャッハーを思い出してほしい……。

一度観てしまったら、ヒャッハーなしの人生なんて考えられません。私たちの人生に寄り添ってくれる存在、それがヒャッハーなのです。
KATO

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