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真夜中のパリでヒャッハー!のnanaのレビュー・感想・評価

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フランスでヒットしたコメディシリーズの1作目。
監督・主演はこの前やっていた実写版シティハンターの人なんですね。

ファウンドフッテージ方式をとっているので、観客が登場人物と一緒になって一晩のうちに何が起きたのかを追っていくのが楽しいです。

言ってしまえばフランス版『ハングオーバー!』ですが、少年が中心となることでそこまでどギツすぎない、笑えるネタが多くなっています(大人が子供に睡眠薬盛ったりしていますが)。
あとはNetflixで観た『プロジェクトX(NHKではない)』も思い出しました。

とにかく話の通じないパリピ達。
映画の中で観るのは良いですが、実際にあんな人達が身近にいたらなかなかたまったものではありません。
「これは大事なものだから」と序盤で言われたものはちゃんと悲惨な結末を迎えるし、何気ない小道具が伏線になっていたり、細かいところまで楽しめます。

少しずつ主人公と少年の関係、主人公と元恋人との関係などが変わっていくところや、本当にどうしようもないけれどほっこりする結末など、くだらない中にも映画としての見所が多くある作品です。
『世界の果てまで~』の方も観てみよう。
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