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メアリと魔女の花のKHのネタバレレビュー・内容・結末

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

うん、頭悪い感想で申し訳ないけれど。
魔女の宅急便 + 天空の城ラピュタだね。

いやね、正直最初この映画知ったときはジブリの最新作かと思ってまして。。そのあと米林監督の最新作と知りマーニーが凄くハマった自分としては楽しみで見に行ったんですが、、
これはジブリのパクリとか揶揄されてもしょうがないかなぁ、、と思ってしまいました。。

まず、メアリの下宿先?みたいなところに住んでいる老婦人とお手伝いさんをみて、、
「魔女宅のニシンのパイのおば様とバーサやないかい!」
と思ったのは自分だけではないと信じたい。
その後もいろいろなジブリで見たことあるような既視感に終始襲われ、最後のすべての魔法を解く魔法のシーンでも
「これはバルスやな」
と、まぁ背景とかきれいで絵が似ているくらいならオマージュとか、継承とかの良い言葉でこの映画を表現できたのですが、いかんせん過去の名作がちらちらして。。

それに付け加え主人公メアリの性格が見ていて終始イライラするので応援したい気持ちにならないのが非常に惜しいポイントだと思います。そしてなんか可愛くない、、シャーロットおばさんの若いころの赤毛の女の子が主人公だったら評価が上がったと思いました。。
あと我らが神木君演じたピーターが巻き込まれるだけでただかわいそうという感想しか浮かばず、それほどメアリと交流したわけではないのになぜ命を懸けてまでメアリを逃がしたのかも理解しかねるという謎の存在になり果てていて非常に残念なポジションに収まっていました。

最後に、自分は神木君以外は誰が声優やっているのか知らずに見たのですが、各キャラ第一声聞いただけで誰が声やってるのかわかるほど全員声を作っていないような印象でした。これを自然体でいいととらえるのか、声優の仕事なのに俳優のいつもの声でやっていてメアリの世界に入り込みづらいととらえるかでまた評価が変わると思います。。

子供が見てもあまり楽しめるストーリーともあまり思えず、でもこれは子供にターゲットを振り切っているんですかね?まぁこの映画にストーリーとしての粗を指摘しても大人げないと思うので詳しくは書きませんが子供が見てもあれ?と思うような粗もありました。

あと感動する場面がなかったのも惜しい点だったと思いました。自分が唯一涙腺に来たのはエンドロールで
感謝 宮崎駿 鈴木 敏夫って文字をみた時ですかね。

面白くなくはないですが、全体的に惜しいという印象の映画でした。
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