わあ

メアリと魔女の花のわあのレビュー・感想・評価

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
1.0
結論から言うと、ダサイ作品だと思う。

ジブリっぽいことが悪いのではない、パクリでもない、ただただ、ダサい。スタジオジブリ作品isハイセンス。同じスタッフで同じ絵柄で、ダサいことをやるから最悪なんだ。

ファンタジーを大人が作るなとは言わないが、イマジネーション、想像力の欠如が著しい。がっかりだよ。

①ワクワクしない

「魔法」というと、ジブリでなくともハリーポッターしかり、想像力が刺激されるような、夢のような恍惚感にも似たワクワクがあると思う。

今作は、なんとクライマックスまであくびがでるほどの退屈さ。

花を見つけたときの、これから何かが起こりそうな予感や、魔法大学の夢のような世界を追体験させてほしかった。

特に魔法大学のシーンなんて、あれだけ書き込まれているのに、なんの感情も湧いてこない不思議!

箒で跳ぶシーンも、全然臨場感やスピード感がない不思議!

優秀なスタッフ陣のはずなのに、不思議!

あっ!もしかしてこれが魔法なの???



②キャラの魅力、音楽、全てが惜しい

主人公のメアリの声は素敵だ。特徴的で、伸びがあって、聞いていて清々しい。ピーターの神木くんも、大竹しのぶも、演技力に定評があるだけに非常に魅力的。ふざけてない佐藤二郎も良い。

音楽も、古い民族音楽のような不思議なメロディーで、OPはこの音楽と相まって素晴らしかった。

しかし、全てが惜しい、、、
良いところを悪いところで台無しにさせている。

キャラクターは、アリエッティのときも思ったが行動に突っ込みどころがあり、フラストレーションが溜まる。

少女メアリはこの体験で何を学んだんだ。

赤毛のコンプレックス、何をやってもだめ、褒められて嬉しかった、魔法なんてこの世界には必要ない、、、だからなんだ?

もっとあるでしょ!そんな人間って薄っぺらいものじゃないでしょ!

キャラクターが生きていない。説得力がない。

ビジュアルも惜しい。佐藤二郎の声は違和感なかったけれど、彼の絵柄は浮いていたように感じる。スタジオジブリの中に、名探偵ホームズが紛れているような。

おばさんも、なんであんなに普通のおばさんなの。凄いババア感がないよ。あれじゃババアAだよ。

赤毛のサルも、ギャグが滑っている、というか中途半端。お??笑いどころか??ってなった。

音楽も、劇中音楽は素晴らしいのだけど、主題歌セカオワってなんだそれ。思いっきりJPOPをあの絵で流されるのが苦痛で仕方なかった。

セカオワはすきでも嫌いでもないんだけど、彼らの歌詞は分かりやすすぎる。一言目が「魔法なんて~」はだめでしょ。わかりやすすぎてダサい。

OPタイトルの出し方もダサい。ただ出してどうする。
ヒメアノ~ルを見習え。

ラストシーンもベタじゃない?ベタはいいんだけど意味がないベタじゃん。
ハウルのキスシーンとかベタだけど、あれだけよく分からないことしといて最後はベタに決めるのがいいんじゃん。

なんだあの安っぽい終わり方は。
創価学会のアニメの方がよくできてたぞ!



③何を目指してるの?
この映画は誰に向けて、何を伝えたいの。事務所は何を目指してるの?
ジブリの継承→劣化してるだけ
子供向け→プリキュアを見ろ、セーラームーンをみろ、ポケモンをみろ、ドラえもんをみろ。必死だろ、勇気付けられるだろ、メアリは何もないだろ。
魔法なんてひつようない!テーマ→底が浅い



以上いろいろ悪口を書いたけれど、結局はダサいという一言。
センスが合う人は楽しめるんじゃない?ってかんじ。

ただ私はフラストレーションが溜まって疲れました。

監督の内向的な雰囲気は好きだけど、これじゃただのガイジ。
わあ

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