先の読めそうな展開が続く内容なんだけど、見せ場では、なんかこう…こみ上げてくるものがあった。
前半からクライマックスに向けて、立ち止まることなく駆け抜けた印象がある。
ただ、主人公の少女メアリが作品を通して「成長する」ことに拘って見てしまうと、肩透かしになってしまうかもしれない。
少女の成長譚ではなく、「自分の過ちを正す」物語。
その決意のシーンがひとつ見所だ。
どうしてもスタジオジブリの影がつきまとってしまう作品だが、それゆえに鑑賞はしやすかった。
逆にジブリとのズブズブの関係を利用してもいた。(「魔女、ふたたび」というコピーなどは確信犯である)
今後、米林監督作品が増えるにつれて再評価されるかもしれない。
あと、ホウキのことしか眼中にないフラナガンさんが面白い。
8/3 メアリと魔女の花 @MOVIX仙台