メアリと魔女の花の作品情報・感想・評価 - 351ページ目

メアリと魔女の花2017年製作の映画)

上映日:2017年07月08日

製作国:

3.2

あらすじ

その森にしかなくて、七年に一度しか咲かない花 ≪夜間飛行≫ それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の"魔女の花"だった。 一夜限りの不思議な力を手にしたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法大学"エンドア"への入学を許可されるが、メアリがついた、ひとつの嘘が、やがて、大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。 しだいに明らかになる"魔女の花"の正体。メアリは魔女の国から逃れるため、すべての…

その森にしかなくて、七年に一度しか咲かない花 ≪夜間飛行≫ それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の"魔女の花"だった。 一夜限りの不思議な力を手にしたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法大学"エンドア"への入学を許可されるが、メアリがついた、ひとつの嘘が、やがて、大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。 しだいに明らかになる"魔女の花"の正体。メアリは魔女の国から逃れるため、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう―。

「メアリと魔女の花」に投稿された感想・評価

ジブリから独立したスタッフが製作した作品ということで、どうしても本家と比べてしまう作品。でもねえ、こういうこと書くと嫌われますが、自分はジブリの作品ってあまり好きじゃないんです。

ジブリの作品というより、ジブリの作品をみて語ってる大人達が苦手。登場人物や、ちょっとしたセリフを切り取ってみては

「あれは●●のメタファーだ!アイロニーだ!この台詞は現代社会の象徴だー!」

と、オレ頭イイ!的解釈論をいってる人にウンザリなんです。

いや、まあ自分もそっち側の人間なんで自己嫌悪なんですけども。

もちろん映画の中に自分だけに伝わってきたメッセージを探すのは映画の楽しみで、そこは否定しません。でもそれにしたって、なぜにあんなに映画の中に必要以上に意味を探そうとするのか不思議。社会的に大ヒットしたから、そこに意味があるべき、と考えすぎなのでは?もっと素直に「楽しかった」でいい、と自分は考えてるんです。

そういった「解釈したがる大人たち」にとってみると、本作「メアリと魔女の花」は、ジブリ作品のような小賢しさを感じないので、物足りない作品であることでしょう。

それは作品が「テーマが浅い、子供だまし」ということではなく、「テーマがストレートで、子供向け」だということです。

この作品はまさしく正しく作られた正当派「子供向け作品」です。元ジブリのスタッフである大人たちが、子供たちを楽しませてあげることに徹した秀作。評価的には厳しい声もあるようですが、その姿勢と気持ちは応援したいと自分は思っています。

こんなのがあったらいいな、という魔法の力を手に入れてしまうこと。魔法世界への冒険、自分を助けてくれた人への恩返し。

子供が夢見ること、大事にしたいことがギュッと詰まった作品。

さっきから「子供向け」という言葉を繰り返してますが、大人がみて楽しめない作品ではないですよ。

むしろ大人のほうが、エンディング曲の

「魔法はいつか解けると僕らは知ってる」

という一節に、グッとくるのではないでしょうか。大人は子供時代がいつか終わること、知ってるもんね・・・
Ray

Rayの感想・評価

3.1

映画館で鑑賞。

マーニーとはまた違った切り口で楽しめた。

でも個人的な意見としては、
子供はこれを観ておもしろいと思うかなというのが感想。

ただ、
映画を観終わる直前、
まだエンドロールも始まる前に、
劇場内にいた子供が、
「おもしろかったね。」と言っていて、
それに関してはちょっと直撃インタビューしたかった。

あの映画でどういうところに子供たちはおもしろいと感じるのか。
たしかに、
あまりジブリ作品っぽくはない、
クスッと笑えるようなシーンもあった。
(ジブリと呼んでいいのかは定かではないが…)

杉咲花さんの声、
特に感嘆詞が良かったと思う。

どうしても自分の中でマーニーは超えられなかった。

黒猫とヤックルは米林監督の遊び心かな…。
MiMiCo

MiMiCoの感想・評価

2.0
マロさんの頑張りはしかと見届けた
が、ジブリを中途半端に継承しないでほしい😠
Kohri

Kohriの感想・評価

2.6
米林宏昌監督。

魔法の花を見つけた少女の冒険譚。

ホウキ、黒ネコといった魔法使いを連想させる記号は感情移入しやすいものがあるが、いかんせん脚本が微妙すぎる。
冒頭の20分以降は眠気を耐えるのに必死だった。

主人公と猫が可愛いかったが、個人的にはそれだけの作品でした。

中盤までずっとジブリ既視感。

魔法がごちゃごちゃ出てきた後も新しさは感じられなかった。
ジブリの再生産では心を動かされない。

ただ、ジブリと同じメッセージを受け継いでいるとは感じた。子供でも簡単にわかるんじゃないかというくらいにかなりド直球すぎるけど。

学ばない人類に対しては再生産してでも、メッセージをぶつけようということなのか。
そういえば校長も博士も失敗から学ぼうとしないキャラクターであった。「失敗も結果のひとつだ」と豪語する博士は、失敗から学ぶという意味を履き違えているのだろう。

杉咲花のメアリはとても良かった。赤毛が好きです。ぼさぼさ、ツインテール、ポニーテール。


2017-93
やた

やたの感想・評価

2.5
ジブリ作品で何度も感動した背景の美しさ、木々の迫力ある生い茂り方、空を飛んでいる時の浮遊感などがそのままそこにあって、そこはやっぱりさすがだなと思った。
誰もが持つ「変わりたい気持ち」と予想出来ないような変化をもたらす「魔法」の絡め方や、「一緒に帰る」という言葉がぶれない約束として大事にされていたところは良かった。

でも、この時代にこの芸風を続けていく気?第一回長編だから?それにしたってあまりにも古いし、ひねりが無さすぎる。

プロデューサーが「子供向け作品を作れるプロダクションを作れて良かった」という発言をした、という記事を見たけど、アナ雪とかズートピア観てる子供が、これ観て本当に喜ぶのかな?子供じゃないからわからんけど、いかにも「大人が子供の喜びそうなもの考えました」って感じで、そのセンスが古い。

ポノックの会社HPには「子供から大人まで、日本でも海外でも」って書いてあったので実際は子供だけを意識してるのではないらしい。それならなおさら、せっかくの技術を使って結果がこれとは、あまりにも残念。

米林監督の「借りぐらしのアリエッティ」はとても好きだったので、後退していくのは悲しいし、非常にもったいない。
まだ懲りずに次回作に期待したい。お願いします。

せめてピーターのキャラデザがもうちょっと可愛ければそれだけで2時間耐えられたのに。あの顎と鼻筋はなに?

このレビューはネタバレを含みます

【宅配便と千尋とハリーポッターを混ぜたような作品。】
鑑賞日…2017年7月8日~TOHOシネマズ

「メアリと魔女の花」鑑賞。

*概要*
魔女の花=「夜間飛行」を見つけたことから魔法世界に迷い込んだ少女メアリの冒険を描くアニメーション作品。

*感想*
米林監督の作品はいくつか鑑賞済みです。「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」どれも素敵な作品でした。
最新作となる今作は、個人的に中身が「魔女の宅配便」+「千と千尋の神隠し」+「ハリーポッター」を混ぜたような作品でした。(^^)

ストーリーは嫌いではないですけど、気になる点がいくつかありました。
一点目。メアリが花を見つけて、箒でメアリが何だかんだ魔法の世界に飛ばされて、メアリが箒入れに落とされた時なんですけど、どっからどう見ても不法侵入してるのに、どうして新入生だってわかったんだろw あんなにめちゃめちゃにしたのに(^^; ごり押し入学だなw
二点目。悪者が少ない。マダムとドクター・デイしかいないからもう一人くらい追加していてもいいんじゃないかな。
三点目。感動がなかった。

声優陣がとても豪華で、皆とても上手かった。フラナガン役の佐藤次朗さんとドクター・デイ役の小日向文世さんのしゃべり方が独特で面白いし、主人公のメアリ役の杉咲花さんも声が透き通ってて良かったw

話の展開が面白いし、ジブリらしい要素もあって良かった。(^^)

ネコ可愛かったなぁ~
りた

りたの感想・評価

3.3
期待しすぎてしまったー。。

ジブリ過去作品を彷彿させるシーンが詰め込まれてるのはわざとなのかな…??
後継者といわれるプレッシャーを逆手に取ったのかしら、、どっちだろう。

純粋な子供の気持ちで観れば楽しめたのかも。いろんな方の感想をあとでじっくり見てみたいです。

二作目に期待します!
SatokoKUZU

SatokoKUZUの感想・評価

4.1
ジブリの後継、というプレッシャーは気にせず軽やかだけど心に残る作品。女の子の生き方を考える、小さい子に見てもらいたい映画。音もよかった。
茶一郎

茶一郎の感想・評価

3.4
 「退屈……」と、窓枠に体を預けて空を見つめる少女、この今作『メアリと魔女の花』の主人公メアリの登場シーンに心臓がドキドキしました。言うまでもなく、このメアリのビジュアルは「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」のキャッチコピーが有名な『魔女の宅急便』のキキへのオマージュでしょう。
 今作の「魔女、ふたたび。」という宣伝コピーと、隠さないオマージュ、スタジオジブリのDNAを正統に受け継いだ作り手たちの挑戦『メアリと魔女の花』は、現代にもう一度「魔法」を取り戻そうとする試みでした。

 改めて、今作『メアリと魔女の花』は、スタジオジブリの後継者・西村プロデューサー、米林監督によるスタジオポノックの記念すべき一作目の長編アニメーション。
 米林監督作品というと、『思い出のマーニー』について「今時、金髪の少女でお客さんの気を引こうなんて古い」と宮崎駿御大が苦言を呈されたのが記憶に新しい、作中のミステリーを完全に破綻させてまでマーニーを金髪の異国の少女で貫いた『思い出のマーニー』や、『借り暮らしのアリエッティ』での赤髪の少女、そして今作での赤髪の異国少女・メアリと、完全に監督の異国少女フェティシズムが爆発しているのが非常に好印象でした。

 米林監督過去作は、とても静かで内省的な作品が続いていましたが、今作はド直球な「漫画映画」の系譜を受け継ぐ「動き」の映画です。昨今流行りのアニメ監督・新海誠監督や細田守監督の作品、また昨年度映画賞を総なめにした『この世界の片隅に』は、日常の何気無い描写をアニメで再現することにより生まれるアニメ的快感を生むアニメーションでしたが、今作は異国から魔法の世界まで、全編が荒唐無稽な世界観で進みます。魔法による「変身」描写や、「グチョグチョ」「ポニョポニョ」、『崖の上のポニョ』的な液体描写は、アニメでしか表現しようが無いということでしょう。
 しかし観客としては当然、アヌシーで最高賞を獲得した湯浅監督の『夜明け告げるルーのうた』を観てから今作を観る訳ですから、「ナンジャコリャ!?こんなの見たことねー」というアニメ的快感には全く繋がらないのが残念な点です。
 一見、今作は宮崎駿テイストな作品な一方、米林監督が作ってこそ光ったのは、少女メアリのキャラクター描写。メアリは、赤毛の縮毛という見た目のコンプレックスを自身で抱え込んだ孤独な少女です。その孤独を埋め合わせるため、「労働」を通じて社会に接点を持とうとしました。もちろん、少女が主人公のアニメに「労働」を持ち込んだのは宮崎駿監督ですが、今作は、『魔女の宅急便』や『千と千尋の神隠し』のように「修行」や「契約」に基づく労働といった対価のない労働にも関わらず、それに屈しない理想的な少女を描くのではなく、あくまで労働を通じて人と繋がりたいと願う普通の少女・メアリが主人公という所が肝になっているように感じました。しかし、メアリのコンプレックスや苦悩も、彼女の努力とは関係ない所「選ばれた」一点でほとんど解決してしまうのが(これまた)残念な点です。

 さて私の『メアリと魔女の花』の作品の印象は、「安心して観られるけど、痒いところに手が届かない」に尽きます。の宣伝コピー「魔女、ふたたび。」その通りというか、既視感バリバリの映像はまだしも、鈍重な語り口には、本来のターゲットであるはずのジブリ初期を体験していない子供たちも作品中盤になってくると、劇場の前の椅子にもたれかかって「退屈……」と、冒頭のメアリの様子を再現してしまう始末です。
 尤も、ポスト宮崎駿と謳われた『君の名は。』の新海誠監督のジブリオマージュ作品『星を追う子ども』は、「安心して観られないし、痒いところに手が届かない」作品だったので、「安心して観られた」という点で、やはり正統なジブリDNAの後継作の今作は非常に優秀とも言えます。
 改めて過去のジブリ作品が、いかに体の中に染み込んでいるのか分かりました。スタジオジブリの正統後継スタジオポノックの初めの一歩として、意義深い作品であることは間違いありません。