楽しかった。
勝手に与えられた機械の力を人の為に使う者と私利私欲に使う者、それぞれの行いの先にあるものがはっきりコントラストになってて、邦画のバトルものながらドラマ性がありました。
敵役の佐藤健が主演の木梨さんを食う勢い。
木梨さんもすげーハマってましたね。
最後の新宿上空のバトルはアトラクション並み！4DXで観たらえらい事なりそう。
あと柴犬はな子が可愛い。
残念というか惜しいなーってところは、映画の半分以上が敵である獅子神の悲劇で、主人公犬屋敷のヒーローとしての活躍シーンが最後にしかなかったこと。
バランスの問題ですが、確かに犬屋敷が善人にしか見えないので彼の役割は早い段階で描き切ってしまって、あとの時間を使ってじっくりと佐藤健が悪に染まって行く様を描いた印象。
個人的には原作にもあった、その力を使って本郷奏多と人助けをする場面がもっとあれば、”ヒーロー”である犬屋敷の姿がよりくっきりしてハッキリ善と悪ってゆー闘いとして最後のバトルも観れたのかなぁって。
話としてはよくまとめてましたので、悪くはなかったです。
上映中、日本代表として犬屋敷がアベンャーズに入れば面白そうだなーと想像しちゃいました。それほどこの一作でおしまいなのがもったいないヒーロー。
