紫式部

いぬやしきの紫式部のレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.5
ある夜、偶然に未確認飛行物体に襲われ人間ではない肉体と能力を得てしまった高校生と余命僅かなサラリーマンの戦い

さすが高校生は特殊能力の制御や使い方を早くこなしてるわ、と基本的な高校生と親父の違いに妙に納得してしまいました。

負の連鎖の様な極悪な佐藤健には、現実世界でも有りそうな背景で、観ていて辛くなる一方、木梨憲武の家族に虐げられても家族を守ろうとする親父の姿にも切なくてなりました。

顔が見えないのをいい事にSNSに書きたい放題の社会に対する制裁に、スティーブン・キングのセルを、人間性が崩壊していく佐藤健に ヒメアノールの森田剛 が重なってしまいました。
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