PANDADA

いぬやしきのPANDADAのレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.0
原作は奥浩哉の漫画で未読です。

家庭内でも疎んじられている中年男性、犬屋敷壱郎はひょんなことから、機械の身体を手に入れる。様々な能力を秘めた機械の身体を得た犬屋敷は、その力を人を癒し、救うために使い始める。同様に機械の身体を手に入れた高校生獅子神皓はその力を殺人を犯してしまい、、、的なお話。

原作未読ですが、楽しめました。

キャストがものすごく良いんですよね。

木梨憲武はこういう悲哀を感じさせる中高年を演じるとぴったりですね。
ものすごいリアリティとちょっぴりのユーモアはさすが。
奥さん役の濱田マリや、娘役の三吉彩花も良いですね。
家庭内のお父さんを丁寧に虐げています(笑)。

獅子神役の佐藤健も素晴らしい。獅子神の世界への憎悪を見事に体現させています。
でも、まあ、高校生役は流石にきついですね(笑)。

本郷奏多や斉藤由貴もやはり素晴らしいですね。かなり贅沢なキャスティング。

この辺は申し分ないのですが、ほぼ出番がないのが伊勢谷友介。これ別に誰でも良くないですか?佐藤信介監督だとGANTZの時もおんなじようなことありましたね。

2時間強の時間の中に、綺麗に話をたたみ込んでいるので、結構あっという間ですね。その分、期待していたアクションシーン自体も結構短く感じちゃいますね。
それでも、すごい迫力です。

上手くまとめられた脚本、結構豪華なキャスト、手に汗握るアクションと楽しめる要素がきっちり詰まっている良作。
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