因果関係がめちゃくちゃ丁寧に描かれていた映画。
そのお陰で、なんかもう、しんどかった。
正義と悪のバトルというストーリー自体は陳腐に見えなくもないんだけど、そこに至るまでの経緯がしんどい。
家族から虐げられるシーンとか見ていられない。
完全にATM扱いされて…でもATMとしても頼りないから家族の誰からも尊敬されないし…。
ズタボロの承認欲求を満たすために人助けに、自分の存在意義を見出すという……ヒーローの動機として、しんどすぎる。
で、悪役はというと、こっちもしんどい。
自分と母親を捨てた父親が新しい家族とHAPPYしてるとこ見せつけられて……なんの地獄だよ。。
あのシーンの後からすべてが始まったわけだし…その辺は、あんまり責められない。
この作品、すべての根本に承認欲求がある気がする…。