Shiori

クルエラのShioriのレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
4.2
私の中にもクルエラはいる、
そんな風に思ってしまった作品だった.

いや、おそらく
そう思わせてくれる作品だった.

きっとね、誰もがmadness(狂気)を心の中に抱えてる.

でもそれは世間的に見たら"悪い子"だから、押し込めようとする. それでね、問題ない人は別にそれでもいいと思うの.

でも、この闇の部分を激しく否定するとどうなるか.

自分が一番苦しくなるんだよね.


この作品を観て感じたのは、クルエラが苦しんでたとかそういうことではなく、自分の中にある"madness"を優しく包んであげたくなったの.

そんな感覚.

ある意味、自分の中の"闇"に光が当たったんだと思う.

クルエラが照らしてくれた.

思わずそう思ってしまった.

あ、このmadnessは決して犯罪を犯すとか非倫理的なことではなく、"意地悪な部分の自分"って感じかな?

そんな自分なんて嫌だけど、そこも含めてわたし. そんな自分なんて嫌だけど、人間だものそう感じるときもあるよ.

なんか自然とこんな風に思えてくる.


この作品評価高いけど、たぶん自分の心にあるmadnessを、この作品が昇華してくれるからなんだと思う.

だってクルエラ、結構すごいことしてるけど、観ててなんかスッキリしてくるもん笑

彼女の"悪"は美しい.

"悪"に魅せられるなんて、そうそうないけど、なんかゾクゾクするような、そんな危ない香りがして、なぜか目が離せない.


テーマ曲の"call me cruella"、
歌詞も雰囲気もすごく好き.

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I tried to be sweet, I tried to be kind.
But I feel much better now that I'm out of my mind.

優しく、親切であろうとした.
でも気が狂った今の方が断然いいのよ.
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この部分、いいよね.

結局は自分が自分であれないと、feel betterにはなれないのよ.

非道徳的でない限りは、この感覚でいいと私はすごく思う. 優しさって本当に自分の奥底から湧き上がる時と、頑張る時があるよね. この湧き上がる感覚は、自分自身であれた時にだけ"愛"という感覚として感じるんだと思う.


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Embrace the darkness and be reborn.

闇を受け止め、生まれ変わるのよ.
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この部分とかまさに!って感じ.



なんかさ思うけど、ヴィランズのお話いいよね. マレフィセントもよかったし、個人的に悪いと言われてる人の裏側?を知れる物語すき笑

ジョーカーまでいくとよくわからなくなっちゃうけど、誰しもがこの世に産まれたことを祝福されるべきだし、愛されるべきだと思う.

そして、本当に人間がおかしくなっちゃうのって"madness"が自分自身に牙を向けた時だけだと思う.



久々にゆっくり時間を取れて映画鑑賞したら、感じたことを言葉にするのが止まらなくなった笑

これ以上書くと、クルエラ関係ないとこまで行っちゃいそうなのでこれくらいに笑
(すでに行ってる気もするけど笑)

あ、最後の101匹わんちゃんの話に繋がりそうなとこよかったな〜

あとは欲を言えば、エマストーンにもっと歌ってほしかった笑

以上!