マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディションの作品情報・感想・評価

マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション2015年製作の映画)

Mad Max Fury Road Black & Chrome Edition

上映日:2017年01月14日

製作国:

上映時間:120分

4.5

あらすじ

石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪わ れ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハー ディ)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団 に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャー リーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホル ト)と共に、ジョーに捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走 …

石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪わ れ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハー ディ)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団 に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャー リーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホル ト)と共に、ジョーに捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走 を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル...。絶体絶命のピンチ を迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!

「マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション」に投稿された感想・評価

”絶望が世界の色を覆い塗りつぶしても、希望や狂気やもっと純粋な生への概念は隠すことはできない”

色を失ったことにより剥き出しになった、”狂気”の中への”生”
言語化しがたい情報量と物量と熱量が剥き出しになったからこそ
さらに深く見えてくる”狂””嬉””怒””哀”

「魂」が剥き出しになっている・・・

オリジナル版の「MAD MAX 怒りのデスロード」が公開当初、Filmarksを始めたばかりで、この感情のうねりを言葉にしきれなかったことを後悔してやまなかった。

冒頭に映し出される孤独なマックスの後ろ姿。躊躇なくトカゲを食す、世界の終わりのその先に見出した”生”のシーンから、逃走と脱出と受難と激突と死闘と遭遇と共闘と犠牲と嘆きと決意と苦難と渇望とが、常軌を逸した車の大群と想像の追い付かないアクションとギミック、おびただしいまでの情報量がフルスロットルで迫ってくる。情報整理の追い付かなが、ひとつひとつが洗練され、切り詰められているがゆえの脳に直接ガソリンのプラグを突っ込まれ、最大出力で注ぎ込まれるようなエネルギッシュな快感を摂取できる、「映画という名のアドレナリン」「アドレナリンという名の映画」なのである。

”宗教”であり、”神話”であり、”思想書”である。

何度でもこの世界を浴びたくなる衝動に駆られてしまうのであろう。


ここまで私は”社畜のデスロード”
連勤につぐ連勤の砂嵐
過労とストレスにより、体は軋み、大腸は暴れ、吐き気は乱れる。
会議の連続と、朝5時起きと、サービス残業と・・・
満身創痍ながらたどり着いた”英雄の館”(横浜ブルク13)

冒頭のエンジン音、マックスの後ろ姿、繰り返される砂漠の中の大活劇。

魂の息吹を全身に浴びて、明日への活力が湧き上がった。
水のようにガソリンのように宗教のように・・・
これぞ、”I live, I die, I live again!!”
”生きて、死んで、また生き返る!!”

明日を生きる希望が、絶望と拮抗することを願い、
そして今作が生の糧になる大傑作であり続けることを・・・



自身を社畜と称したのを訂正しよう、今作を見て昂った私はひとりのウォー・ボーイだ。
デスロードで散ろうが、魂が肉体を凌駕して仕事を続けるぞ!
モノクロに変わるだけで
こんなにも映画の見え方、映り方って
変わるのか!と改めて思い知らされた。
nIa

nIaの感想・評価

5.0
見る前から傑作だと分かっている作品も珍しい マッドマックスの聖地巡りしたいな、なんてね
ソウタ

ソウタの感想・評価

4.8
白黒だからこそわかる部分もあった。初mx4dでの鑑賞だったので楽しかった
最初よくわからなかったけど、何回も見るうちにどんどん面白くなった。
ネットの考察や裏話を見ると楽しめる

音楽が何より好きで、男にしかわからないと思う高揚感がある
八鍬

八鍬の感想・評価

4.5
本当にありえないクオリティだ。この度モノトーン版化された『怒りのデスロード』を数年ぶりに見る機会を得て とにかくそう感じずにいられなかった。この作品は2015年の作品だが その周辺の作品と比較しても とにかくそう感じずにいられなかった。しかも 当時 ジョージ・ミラー 70歳。そう考えると 本当にあり得ない。これは間違いなく歴史的名作だ。そして新たにモノクロに施された今作 ジョージ・ミラー自身 発言している通り『怒りのデスロード』製作当初からサイレント映画を目指していたと言うが このヴァージョンこそがまさにベストエディションだろう。
映画的に『怒りのデスロード』の色彩の情報量は(ほかの映画と比較して)多大すぎて把握できないほどだがモノクロ化したことにより 炎が美しかったり 武装カーなどよりメタリックに感じることができる。また 感傷的なシーンはよりエモーショナルな印象を与え まさにジョージ・ミラーの理想形のひとつのチャップリンや『真昼の決闘』に(ある種)接近したかのような印象を受けた。
そして 不思議なことに劇中の音響や楽曲も別な印象をうけることができる。まさに文字通り『ブラック&クローム』だ。まあ わかりやすく音楽に例えるならリマスタリングやリミックスではなく リー・ペリーが『SUPER APE』を『RETURN OF THE SUPER APE』に プライマルスクリームが『VANISHING POINT』を『ECHO DEK』にしたかのような感じだ。

まあ 話は脱線するが『マッドマックス』が公開された1979年位からはアメリカンニューシネマから筋肉ムキムキアクション映画時代に突入した季節。つまり 世界の遠さゆえに海外のローカルな文化は今よりずっともずっと輝いていて それをそのままなぞること自体がエンターテイメントとして十二分に成り立つ時代だった。思うに 現在の日本の映画シーンにおける極端なドラマ仕立て化現象も メディアやマスあっての成せる技なのだろう。世界が近くなった今 大半の表現者達は 現実世界のリアリティを形にすることで満足してしまう。だが もし多くの若き表現者達が かつての傑作に刺激されて 現実よりもリアルな夢と理想の表現に向かうのなら 世界は今よりもう少しマシなものになるに違いない。ジョージ・ミラー監督の作品のように。
思い出しレビューは2度と見るつもりのない駄作にしか書かないと決めているのだけど、本作はモノクロ版はともかく4DXは恐らく二度と見られないので記録。

怒りのデスロードと言えばカーチェイス。そして世紀末カーは安全運転など全く念頭になく、プリウスみたく静かに走ったりは決してしない。という訳で全編を貫く爆走改造カーの動きが4DXの座席振動とシンクロ率100%する。最早この点で最高のマッドマックス体験は保障されたようなもの。乗り物酔いしやすい人にはキツい体験だったかもしれない。


白黒で描かれるデスロード世界に関しては元々ロケーションの単調さが不満点に挙がることがあったので、荒野と砂漠ばかりのバリエーションの少なさを白黒で割り切ったのは潔く極端故に映像が映えて引き立つ。それを彩るのは4DXの照明効果。雷光やヘッドライトの重厚かつ神々しさよ。4DXは高い割に無理してでもと感じることが多いが、本作に関しては本当にマッドがマックスな体験をさせてくれて高い充足感を得させてくれた。映画を見ると言うよりはアトラクション。本作のように4D用に適した特別版がもっともっと作られてほしい。
karaf

karafの感想・評価

4.8
ずいぶん前に見たがまだ登録してなかった。

また別の味わいがあった。
やっぱ傑作
YouTubeを漁っていたらよくわからない無名メタルバンドのやばいぶっ飛んだPVを見つけてしまった、という感じ。
通常版も傑作だが、白黒は余計な情報が削がれ却ってより世界観が際立つ印象。
もはや途中から白黒であることを忘れるレベルで引き込まれる。
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