HidekiAndo

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのHidekiAndoのレビュー・感想・評価

4.0
"スケートだけじゃ ダメですか?"


彼女が試合後、審判に言った一言。これに尽きますね。
『品行方正に、お茶の間に愛される存在であれ』と求められるアマチュア・スポーツ界の中で、『そういう風にしか生きられなかった』トーニャ・ハーディングの、可笑しくも悲しい半生を、マーゴット・ロビーが見事に演じていました。
彼女のスケートの才能が開花したのは、母なくしてはあり得ず、『ジェフと出会っていなければ』と、観ながら何度も思いましたが、ここまで『愛され、憎まれた』存在にもならなかったのも事実かと。
彼女の『周りをそうさせてしまう』パワーの強さ、業の深さを感じました。

『登場人物が語りを入れる』ギミックも好きでしたし、事実をベースにしながらも、トーニャの周りの『特殊な人達』のお陰で、しっかり『面白い映画』になってました。
ZZ TOP のSleeping bagで滑るなんて、最高ですね!
全員ヤバそうなんですが、ショーンに比べたら、皆まともですね😂。友達にしたくないナンバーワンです。

ナンシー・ケリガンや伊藤みどりの映画は『スケート・ファン』は観るでしょうが、自分は『どれか1つだけ』と言われたら、『人間臭いドラマ』を求め、トーニャ・ハーディングの作品を、またチョイスします。

『ハーレクィン』と『ウィンターソルジャー』の共演でしたが、特に敵は倒してませんでしたね😂。
何と!脚本が『スティーブン・ロジャース』って、キャプテン・アメリカの本名じゃないですか😂!!何か面白い偶然ですね!
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