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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのgahのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

・スケート選手に女性像とか人徳を求められるのに反感覚えるの、まあ分かる。未だに有名人は何かやるとすぐゴシップにされるけど、何かで才ある人が人格者とは限らない。ホントはそんなもんなのに。(ただこの人は怒りの矛先がそこそこズレててそれがこの映画の面白さ)

・終始「私は悪くない」「こんなに頑張ってるのに誰も認めてくれない」という調子で、元旦那も含めて誰も反省してないのが笑えるんだけど、ただ話の全貌が見えてくると、この人にはこういう生き方しか出来なくて、そう言いたくなるのも分かるしとてもやり切れなかった。「分かる。分かるんだけど、お前は間違ってる…」と言いたくなる。

・最後「私はスケートしかしてこなかった。スケートを奪われるのは無期懲役と同じ。服役でもなんでもするから」ってとこでドッときた。この人が努力を重ねて結果を出したのもまた事実で、生まれたときからの小さなボタンの掛け違えがどんどん大きくなるのを見せられた感じ。

・とはいえ全体的にテンポよくて面白かった。前の選手の演技で荘厳なクラシックが聴こえてきたあと、この人の演技でZZトップかけてるとことか笑った。しかも調べたらホントの話っていう。
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