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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのMOEのレビュー・感想・評価

3.9
有り得ないような話が、本当にあった話である、ということは一番の衝撃だと思う。

根本の部分が歪んでしまっていると、いくら才能や実力があろうとも、完璧に成功することは不可能なのだろう。

それにしても、これが実際に起きた出来事で、この人生を歩んだ人がいる、ということが驚きです。事件は、私の生まれる前の出来事なので、余計にビックリしました。本当にこんな事件があったんだと。

トーニャは、とことん周囲の環境が最悪でしたね。幼い頃の時点で、母親に人生を滅茶苦茶にされていたと思います。とにかく、周囲の人間が、一人の才能の塊を潰したことには間違いないと思います。もっと、環境が違っていれば、トップスケーターになっていたと思う。でも、もしトーニャの実力が、毒母のあの育て方によって、突き動かされたものならば、そこは何とも言えないところで、人生って複雑だなあと思わされますね〜( ̄ー ̄)

劇中の、「私がスケートを滑ること自体が事件」というトーニャの言葉が全てを物語っていると思いました。
映画の構成も上手かったです( ̄∀ ̄)

マーゴット・ロビーとアリソン・ジャネイの演技がとにかく圧巻でした。それだけでも見る価値のある映画だと思います。
お見事でした!
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