アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル、今年ベスト級。超絶エグい。出てくる人間みんなクソ。どれだけ貧困を抜け出したい、認められたい、幸せになりたいともがいても運命がトーニャを冷たく突き放す。この映画を楽しむ自体メタ的に「他人の人生を面白がる」ことの残酷さを突きつけてくる。最高。
アイ, トーニャ、山口達也のスキャンダルで盛り上がってる今こそこの映画を見るのに最高のタイミングだと思う。誰もが叩くための敵を探してる。人間って残酷だと思う。でも、やっぱり、どこか他人の人生、特にメチャクチャになっていく様を面白がることをやめられないんだよね。みんなわかってるのに。
こういう感想書くと悲惨な映画に思えるけど、そればっかりではない。全体的にユーモラスで、懐メロもたくさん流れる（ガーディアンズみたい）からポップな印象を受ける。アリソン・ジャニー演じる毒親はエゴで娘を振り回すんだけど、それだけでなく、どこかピントのずれたおかしさも醸し出している。
