Aria

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのAriaのレビュー・感想・評価

4.0
登場人物全員クズの実話。

ホラッチョ軍団の
インタビューをもとに構成された話のため
皆が皆自分の都合のいい事を語っており
事実かもしれないけれど信憑性ゼロの実話に
仕上がっている。

それがこの作品の面白いところ。

うまいこと矛盾が分かる部分や
確信をつきそうな所を隠していて
トーニャの言ってる事と
旦那の言ってる事
どっちが本当なんだ…?と

見えていない部分の真実が知りたくなる。

結局、嘘で出来上がった物語から
真実は見えてこないけれど
それこそが彼らの実態なのかなと。

トーニャのお母さんやトーニャ自身、
ジェフやショーンの交友関係や
素行を見ていたら大体お察しできる。

常に攻撃的で自己中心的。
自分主体で生きる事が出来なかった人たち。
ジェフはわりかし同情できる部分も
持ち合わせているけれど、
結果がアレだから彼の素行にも
問題はあると思う。

登場人物皆が皆自己中心的に
物事を見た結果(インタビュー内容)が
このストーリーになったなんだろうと思う

映画全体でトーニャハーディングと
その周囲の人々の人間性を表現している。

ある意味ほんとうの実話。
Aria

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