Shoko

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのShokoのレビュー・感想・評価

4.0
91本目。アイトーニャ見ました。
これは実話?なんですかね?実話をベースにした虚構?だいたいこんなことがありましたよ、って話?
トーニャハーディング(これがマーゴットロビー)っていうスケート選手がいて酷いことばっかり言うお母さんに育てられたり出会って結婚した夫がDV夫だったりあんまり良くない人生だけどなんやかんやオリンピックも出れたけど、ちょっとの手違いでライバルを蹴落としたみたいな事件に巻き込まれてなにもかもおじゃん、みたいな話です。
ドキュメンタリー仕立てで、現在の登場人物が過去を語るシーン3割と過去のシーン7割ぐらいで構成されてるんですけど、なんでしょう、めっちゃ上手い。作り方が。テンポかなぁ?なんか持っていき方が上手くてすんなり話に引き込まれる。あと撮り方?が良い。面白いしかっこいいし「やるねぇ〜」ってなります。
事件の真相が明らかになるにつれて登場人物に対する感情も変わるし、誰が正しいとか良くないとかわかんなくなりますね。
ただひとつ間違いないのはデブがバカでアホ。あいつさえいなければトーニャは…!もう!!!(しかも虚言癖とか最悪)
たしかにそもそもの原因はお母さんだと思うけど、でも結果お母さんのおかげでオリンピックまで行けたんだからまあ…いいんじゃない…?
お母さん役の人、アカデミー賞取ったんですよね、これで。すごい。ほんと名脇役でした。怖すぎてピリッとします。かっこよかった。

トーニャは確かにスケートもできなくなって(しかも赤の他人のせいで)かわいそうっていえばかわいそうなんですけど「人生ってこんなもんだよねぇ〜」っていうそれ言ったらなんも言えない…みたいなコメントで締めます。厳しいわ、人生。

最初から最後まで珍しくブサイクなマーゴットロビーが見れますという点でもおすすめです。
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